私達はリクルートメントの仕事をしており、外資系企業や日系グローバル企業の求人を数多く扱っていますが、求人に応募される方全員が英語ペラペラというわけでは決してありません。応募者の中には英語力に不安を持つ方も多く見られます。
それでも英語力に勝る素晴らしい職務経歴やご経験をお持ちの方が多く、そこで内定を得られるわけですが、やはり英語は苦手よりも使えた方が転職活動時も入社後もメリットは大きく仕事の幅もぐっと広がるものです。
巷では実に様々な英語学習法がありますが、今回は外国人多数のエイペックスで日々英語を使って仕事する日本人スタッフが、ちょっとした英語力アップのコツをお伝えします。留学に行ったり英会話教室に通ったりしなくても、忙しい社会人が隙間時間にできることばかり!ちなみに、これは完璧なネイティブレベルの英語力を求める方にではなく、今よりちょっとでも英語力を上げたいという方への記事です。
まずは自己紹介を練習
自己紹介というのは、名前や趣味や年齢といった中学英語で習うような事も含まれてはいますが、ここで言いたいのは、自分の仕事について少しでも説明できるように練習しようということです。職業、業種、部署、仕事内容、人数、担当したプロジェクトなどを説明する上で欠かせないキーワードを辞書で調べ、書き留めていきましょう。書き留める時のコツは、文章ではなく単語のみにすること。文章で書いても丸暗記できる人はまずいませんし、何より実用的ではありません。あくまで単語を記憶し、それらを自分の知っている簡単な動詞(I do...、I work...、I go to...など)でつなげて、ちぐはぐでも内容を伝えられるようになる事が目標です。
簡単な英語の本を読む
いきなり難しい文学書や専門書を読んでも、早々と挫折するだけ。英語コンプレックスをお持ちの方にまずお勧めしたいのは、子供向けの絵本や漫画本です。もちろん4 コマだって、たった数ページの短い本だっていいのです。特に、自分が日本語で内容を知っているものであれば、「この表現はこうすればいいんだ!」と気付きが多くスラスラと最後まで読めてしまうものです。これを繰り返せば、アルファベットを見ることへの抵抗が少なくなりますよ。
ドラマや映画を観る
字幕を付けると結局字幕ばかり目を追ってしまうので、できれば字幕なしでお気に入りの映画やドラマを鑑賞してみましょう。もしテレビやDVDにスロー再生機能があれば、ゆっくり再生して聞いてみるのもありです。フレーズを覚えたり、自分の知らない単語に出会うのにお勧めです。使える単語を覚えたら、メモを忘れずに!
出てきた英単語を10回書く
英語力を上げるには単語力を増やすことが必須です。言ってしまえば、単語さえ多く知っていれば、文法が多少間違っていても相手には通じます。そして単語を多く覚えるためには、多くの新しい単語に触れることと、知った単語を書き留めて覚えておくことです。「10回も書けって、それ宿題?!」とアレルギー反応を起こす方もいらっしゃるかもしれませんが、人間は目で見るだけより、やっぱり手を使って書いた方が覚えます。10回書いた後は単語帳に書き写して、隙間時間にパラパラと見る。学生時代のテスト前によくやっていたこの方法が、実はけっこう使えますよ。
恥ずかしがらず、多少オーバーに発音してみる
英語コンプレックスを持つ方は、読み書きできるけど話せないという方が多いはず。話しても通じないし…と思うとなおさらモゴモゴうつむきがちに話してしまうかもしれませんが、英語が上達するコツは口を大きく開けてオーバーなくらいにハッキリ発音すること!Rはオーバーなくらいに舌を巻き、Aは指が3本くらい入る勢いで口を開け、THははっきり舌を噛む。最初は恥ずかしいかもしれませんが、モゴモゴ話していては尚更通じません。家族と同居されていて練習するのが恥ずかしい方は、シャワーを浴びながら発音練習すると、音がかき消されるのでお勧めですよ。
外国人が多く集まる場所に顔を出す
仕事帰りは居酒屋で一杯…とやっている方は、一度ぜひ外国人が多く集まるバーやパーティーに行ってみてください。東京に限らず、外国人が一定数住んでいる市や町であれば、必ず外国人が集まる場所が存在します。こういう場所は英会話学校とは違うので、みんな話すスピードも速いですし会話内容も相手ペースなので最初は慣れないかもしれません。しかしカジュアルな雰囲気なので、リラックスしながら覚えた英語を実践することができます。失敗したって誰にも迷惑はかけませんし、お酒が入れば自分も相手も細かいことを気にしなくなるものです。注意点は、勇気を出して一人で行くこと!緊張するからと数人で固まっていくと、他の人が話かけにくいので交流できず、意味がありません。
まとめ
より仕事で使える英語力を付けたいなら、自己紹介の練習・本・テレビを通して出会った単語を辞書で調べる→調べた単語を書き留める→シャワーで発音練習→バーで実践する、という流れがお勧めです。
ここで挙げたのは英語学習法のほんの一部ですし、学習の仕方は人によって合う・合わないがあります。どうか、あなたに合った英語学習法が見つかり、英語コンプレックスがなくなりますように!ちなみに、英語を使う環境にあえて飛び込んで覚えたい、というチャレンジャーもいらっしゃるかもしれませんね。弊社では様々な英語レベルに合った求人案件を日系・外資系問わずご用意しておりますので、英語を使った転職に興味のある方はぜひ一度エイペックスのコンサルタントと面談してみてくださいね。