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外国人の女性面接官と日本人の男性面接官

【英語面接の逆質問】そのまま使える40の逆質問の英文例と注意点を解説!

「外資系企業に転職したいけれど英語の面接が心配...」
という方は多いですよね。エイペックスでもこれまで数多くのプロフェッショナルが外資系企業への転職を成功されてきましたが、すべての方が英語が堪能というわけではありません。

そこで、採用面接の最後に必ず待ち受ける逆質問タイムー「何か質問はありますか?」ーをスマートに乗り越えるために、そのまま使える40の逆質問の英文例とともに、やってはいけない逆質問の例英語で逆質問をする際の成功のポイントについて解説していきます!
「外資系企業の英語面接の流れと良く聞かれる質問」については、別記事でご紹介していますのでぜひそちらもご覧ください。

目次

  1. 英語面接での逆質問の目的

  2. 英語面接で避けた方が良い逆質問例

  3. 英語面接で使える逆質問の英文例40

  4. 英語面接で逆質問をする際の成功のポイント

1. 英語面接での逆質問の目的

日本語でも英語でも、採用面接の終盤に待ち受けるのが逆質問の時間です。「弊社に何か質問はありますか?/ Do you have any quesions for us?」の質問に対し、「いいえ、ありません。/ No, I’m fine」という答えは、面接官に「うちに入りたい気持ちが薄いのかも...」という印象を与えかねないNGの答えです。この時間を有効に使えるかどうかで、あなたの合否を左右すると言っても良いくらい大切な時間になりますので、しっかりとした対策が必要です。

面接での逆質問の目的は、

  • あなたの適性をアピールするチャンス:鋭い質問や奥深い質問をすることで、あなたがそのポジションに相応しい人材であることをアピール出来る

  • あなたの熱意をアピールするチャンス:そのポジションや会社に本当に興味があることが分かる質問をすることで、あなたのやる気や熱意をアピール出来る

  • 疑問点を解決出来るチャンス:会社やポジションについての疑問点をクリアにし、入社後のイメージギャップをなくすことが出来る

となります。何も質問しないとこのような貴重な機会が失われることになりますので、採用面接では必ず積極的に質問をするようにしましょう

2. 英語面接で避けたほうが良い逆質問例

3名の面接官が「NO!」と書いた紙を持ち上げている様子

逆質問の重要性が分かったところで、ここでは採用面接で避けたほうが良い逆質問例についても確認しておきましょう。

  • ネットで手に入る情報について聞く:採用面接を成功させるかぎは、応募先企業についての「リサーチ」です。事前に企業のホームページやSNS、プレスリリースなどをチェックしておくのは当然です。そのため、明らかにネットを見れば分かる内容やリサーチ不足と思われる一般的な質問をしてしまうと、あなたの真剣度を疑われることになりマイナスとなってしまいます。

  • 自分が興味のないことを聞く:鋭い質問をしようと考えた結果出てきた質問であっても、あなたが本質的に興味のないことを聞いてはお互いにとって時間の無駄です。例えば、研究職志望の人がマーケティングに関する質問をして、面接官に「この分野に興味があるのかな?」と勘違いされたり、そこから話を広げようとした場合にあなたが対応出来なかったりすることで、質問の意図を疑われてしまう可能性があります。

  • 繊細な内容をストレートに聞く:例えば「前任者はなぜ退職されるのですか?」や、「以前〇〇の不祥事がありましたが、その後違法な行為はされていませんか?」など、いくら聞きたいことであってもこれらは場の雰囲気を悪くしてしまう可能性があります。ネガティブな質問をしたい場合には、出来る限りポジティブになるように工夫して質問をしましょう。

  • (一次面接の場合)自分の利益につながることを聞く:給与や福利厚生について聞くのは構いませんが、面接が進んで交渉の段階になってからにしましょう。一次面接の段階から聞いてしまうと、あなたのやる気を疑われる可能性があります。「残業代はつきますか?」や、「有給休暇の取得率はどれくらいですか?」、「勤怠管理はどうなっていますか?」などの質問も、「この人は楽をしたいのかな...」と疑われる可能性がありますので要注意です。

英語面接の注意点をエイペックスのコンサルタントに相談する

3. 英語面接で使える逆質問の英文例40

使える逆質問を手帳にメモしようとしている候補者の手元

それでは、実際の採用面接でそのまま使える英語の逆質問例をご紹介しましょう。一次・二次面接は現場の社員が担当するケースが多いため、実際の仕事内容や職場・チームの雰囲気などを、最終に近い面接では上層部が面接官であることが多いため、会社全体のことを質問しやすくなります。面接で質問すべき適切な内容は主に、

  • 仕事内容に関する逆質問

  • 会社の事業に関する逆質問

  • 職場環境・企業文化に関する逆質問

  • キャリア形成・研修に関する逆質問

です。これから挙げるような意義のある質問をすることで、あなたの会社への熱意をアピール出来ると同時に、知りたかった会社の情報を得ることも出来ますので一石二鳥となります!

3-1. 仕事内容に関する逆質問:About the position

  • If given the opportunity to join your company, how would I work with my supervisor?(もし御社に入社させていただける場合、上司とはどのように仕事を進めますか?)

  • Which teams will I be working closely with?(どのチームと最も頻繁に協働しますか?)

  • What does the ideal candidate for this position look like?(このポジションにはどのような候補者が理想的ですか?)

  • What soft skills are most needed in this role?(このポジションで最も必要とされるソフトスキルは何でしょうか?)

  • What skills would you like me to focus on developing in the first three months?(入社して最初の3カ月はどのようなスキルを伸ばすことに努めれば良いでしょうか?)

  • May I ask you how I can apply my experience in — to this position?(自分の〇〇の経験はこのポジションでどのように活かせるでしょうか?)

  • Could you let me know what my first project would be?(最初に携わるプロジェクトは何か教えていただけますか?)

  • What are your expectations for this role?(このポジションに期待されることは何でしょうか?)

  • Could you tell me what KPIs are used for this position? (このポジションではどのようなKPIが設定されていますか?)

  • How would you evaluate succuess in this position?(このポジションでの成功をどのように評価しますか?)

  • Could you walk me through a typical day in this position?(このポジションの典型的な一日の流れを教えていただけますか?)

  • What do you think is the most challenging aspect of this position?(このポジションにおいて一番チャレンジングな点は何だとお考えですか?)

  • What do you think is the most rewarding aspect of this position?(このポジションで最もやりがいを感じられる点は何だとお考えですか?)

  • About how many clients would I work with and which account would I focus on the most?(担当するクライアントは何件くらいで、その中で最も注力すべきアカウントはどこになりますか?)

  • What’s one of the most rewarding projects you have worked on in your team?(チームでこれまで携わったプロジェクトの中で、一番やりがいのあったものは何でしょうか?)

3-2. 会社の事業に関する逆質問: About the company/business

  • What is the biggest challenge your company has currently faced (or faced in the past)?(御社が直面している(もしくはしていた)最大の課題は何でしょうか?)

  • What would you say is the biggest weakness of your business?(御社のビジネスの最大の弱点は何だとお考えですか?)

  • The market is facing —- challenge now. How is your company preparing for this? (市場は〇〇の課題に直面していますが、御社ではどのような対策をされていますか?)

  • What market trends do you see as an opportunity for your business?(御社のビジネスにとってどのような市場トレンドがチャンスだとお考えですか?)

  • What is the main focus of your company for the next five years? (今後5年間で御社が最も注力する分野は何でしょうか?)

  • What is the biggest reason for the rapid growth after just five years since inception?(創業からわずか5年で急成長を遂げられていますが、その最大の理由は何だとお考えですか?)

  • You have expanded your business to the APAC region, but are there any other areas you plan to enter in the near future?(APAC地域に進出されていますが、近い将来他の地域に事業を拡大する予定はありますか?)

  • You have successfully launched product “A”. What specific commercial activities have contributed to this successful launch?(製品Aの上市に成功されましたが、この成功に貢献した具体的なコマーシャル活動は何でしょうか?)

  • Where do you see your company in ten years? (10年後の御社の姿をどのように想像されていますか?)

  • Which company would you identify as your largest competitor and why?(御社の最大の競合はどの企業で、なぜそのようにお考えですか?)

  • How would you differentiate yourself from the competition?(競合よりも御社が優れている点は何だとお考えですか?)

3-3. 職場環境・企業文化に関する逆質問: About the work environment/company culture

  • Please tell me how you would describe the work environment in your company (or in the team that I would belong to).(御社(もしくは所属予定のチーム)の職場環境について教えてください。)

  • Are there any differences in the work culture depending on the department?(部署によって職場文化に違いはありますか?)

  • What do you think is special about your company’s culture?(御社の企業文化についてどのような点が特別だとお考えですか?)

  • What kind of traits do you think your successful employees share?(御社で成功されている社員に共通している特徴は何だとお考えですか?)

  • Could you tell me what makes employees stay with your company?(御社の社員が離職しない理由は何だとお考えですか?)

  • I can relate to your company philosophy of —-- , why is this such an important philosophy at your company?(御社の〇〇の企業理念に共感しています。このような理念を大切にしている理由は何でしょうか?)

  • What is your favorite part about working here?(御社での仕事で気に入っている点は何でしょうか?(面接官個人に対する質問))

  • What would you value the most in your job?(仕事で最も大切にされていることは何でしょうか?(面接官個人に対する質問))

3-4. キャリア形成・研修に関する逆質問:About the career development/onboarding 

  • May I ask you how your company supports employees’ career development? Does your company have any unique training programs or growth opportunities?(社員のキャリア開発へのサポートについて教えてください。御社が特徴的だと考える研修制度や社員の成長機会はございますか?)

  • Could you tell me specifically about the career progression within your company?(御社におけるキャリアアップについて具体的に教えていただけますか?)

  • Do you have any training or education programs for employees seeking a managerial position?(管理職を目指す社員に対して何か研修や教育プログラムはございますか?)

  • What career paths are available in this position?(このポジションではどのようなキャリアパスが可能でしょうか?)

  • What are the medium to long term career paths I can expect in this position?(このポジションでの中長期的なキャリアパスはどのようなものがありますか?)

  • What does the onboarding process for this position consist of?(このポジションの研修プロセスについて教えていただけますか?)


4. 英語面接で逆質問をする際の成功のポイント

自信を持って英語面接の逆質問に臨んでいる候補者

最後に、英語で質問をする際に気を付けたいポイントをご紹介しておきましょう。これらの点に気を付けて逆質問をすることで、採用面接通過の可能性を上げることが出来ます。

  • 質問は最低3つ用意しておく:採用面接中に聞きたかった話が出てしまうことも考えられます。すでに話題に上がったことに対し、「Could you elaborate on the key responsibilites of this job, please?(メインとなる職責をもう少し詳しく教えていだけますか?)」というように深堀りしても構いませんが、最低でも質問は3つ以上用意して余裕を持たせておきましょう。

  • 面接官自身への質問も有効:「What is your favorite part about working here?(御社での仕事で気に入っている点は何でしょうか?)」のように、仕事や企業文化について面接官自身の率直な意見を聞くことも有効です。会社での個人的な経験や意見を聞くことで、面接官との距離を縮められるという利点もあります。ただし、仕事と関係のないプライベートな領域には踏み込まないよう注意しましょう。

  • インタラクティブな会話を心掛ける:あなたのコミュニケーション能力を示すには、質問して終わりではなく会話のキャッチボールを心掛けるのが有効です。話が広がると、面接官もあなたが実際に働いている姿を想像しやすくなります。選考が進めば進むほどお互いに踏み込んだ質問が可能になってきますので、あなたにとってもその会社が本当に適しているのかを判断する材料となります。

  • 非言語的コミュニケーションを心掛ける:特に英語面接で大事になってくるのが、「非言語的コミュニケーション能力」です。実際の質問内容だけでなく、面接中は「常に笑顔で明るい印象を与えること」、「アイコンタクトを取ること」、「手などのボディランゲージを使うこと」、「自信に満ちた振る舞いを心掛けること」が大切です。特に外国人の面接官の場合、こういった非言語的コミュニケーションを重視する傾向にあります。

多少英語力に自信がなくても、「その仕事は自分が一番確実にできる!」というやる気のある人を企業は求めています。あなたの熱意を示すためにも、ぜひ面接成功のかぎである逆質問の準備をしっかりと行って面接対策を怠らないようにしましょう

今後外資系企業にチャレンジされたい方、初めての転職で不安がある方は、ぜひ外資系専門のエイペックスにご相談ください。在籍する人材コンサルタントは全員バイリンガルであり、英文履歴書の作成から英語面接の想定質問の洗い出し、模擬面接の実施、面接後のフォローアップまで一貫したサポートが可能です。あなたも外資系企業への転職を実現させ、理想のキャリアを実現させましょう!

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