デジタル社会となった今、ウェブ開発者やウェブエンジニアは需要に対して慢性的に人手が足りていない状態になっています。そしてITのエコシステムはとても広く多様なため、企業が本当に欲しいと思うロジック、プログラミングスキル、プロセス管理スキルを持ったプロを見つけるのに苦労しているようです。
プログラミング言語やスキルは数多くあり、どの言語から学び始めるべきか、どの言語を生涯習得し続ければ成功できるのかはエンジニアによって考え方が違うため、それぞれが異なるスキルを身に着けています。そのような多数のエンジニアの中から、企業がピンポイントで必要とするスキルを持ったエンジニアを見つけるのが簡単でないことは容易に想像できます。
今回この記事では、日本の企業が今最も求めているITスキルと、ウェブの世界でどうやって自分の市場価値を高められるかについて、弊社のITチームリクルーターのアドバイスを基にお伝えしていきます。
10人が扱う10のプログラム
Java、JavaScript、Python、C、C++、C#、Amazon AWS、Microsoft Azure。これらは消費者が日頃使用するソフトウェアやサービスを企業が開発・制作する際に使用するツールの一部です。たとえ同じ会社内でもツール、ソフトウェア、情報管理システムのエコシステムが多岐に渡るため、それぞれを連携させたり管理したりするのは膨大な時間がかかり、労働集約的タスクになってしまうことが問題視されています。
そこで注目されるのがKubernetesです。Kubernetes(クバネティス、クーベルティスと呼ばれ、K8sと略されることもある)は異なるグループに属するアプリケーションを一元管理できるオープンソースシステム。スケーラビリティ、アプリケーションエラー、再起動、設置場所がクラウドなのかオンプレミスストレージなのか、といった様々な問題を気にすることなく簡単に連携させ運用することができる非常に優れたシステムです。
「全部ひとまとめ」にできる素晴らしさ
異なるグループに属するアプリケーションを一元管理できるこの技術は、ITの世界に多大なメリットをもたらしました。そして企業はこれを扱える有能なエンジニアに惜しみなく高額の給料を提示しているようです。凄腕ウェブエンジニアの中には、年収にして2000万円以上稼いでいる人もいるとか!
Kubernetesはおそらく、誰もが日常的に使っているシステムやアプリケーション、サービスのホストに使用されています。実際Google、IBM、Yahoo! Japan、ポケモンGO、ゴールドマンサックスをはじめとする多くの企業・サービスで使われています。ITのトレンドに敏感な方であれば、新しいアプリケーションを制作し、それを販売し、リピート使用してもらうことが今業界で最も注目されていることだと察知しているはずです。異なるアプリケーション同士を連携させて一元管理し運用できるウェブ開発者への需要は非常に高いので、エンジニアとして競争に打ち勝って次のキャリアで成功したいと考えているならば、ぜひKubernetesを学ぶことをお勧めします。