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実際に面接であった予想外の質問まとめ 対処法を解説!

転職の際、採用面接で全く予想外の質問をされたことはありませんか?私たちは主にマネージャークラス以上の方の転職活動をサポートしていますが、答えに戸惑うような質問をたくさん聞いてきました。どうすれば慌てずきちんと回答できるのか、実際にあった質問例とともに面接突破のコツをお伝えします!

中途採用の面接で一般的に聞かれることは以下のような内容です。

  • 志望動機、応募先企業について知っていることや印象

  • 前職や今までのキャリアについて

  • 仕事で得た経験やスキルについて

  • 職業観、働き方、方法論について

  • パーソナリティ、興味について

  • 入社後の展望や人生設計、目標など

これらは想定内の質問として、事前に練習を積んでおけばスムーズに回答できそうな内容ですよね。質問がそれだけで終われば「うまくいった」と胸をなでおろすところです。しかし、答えに詰まってしまうような予想外の質問が来た場合、あなたはどう対処しますか?

一つ言えることは、面接官は意地悪をしようと思ってあなたに答えづらい質問を投げかけているわけではないということです。貴重な時間をなるべく有効に使いたいのは面接官も同じであり、質問には必ず意図があります。あなたは仕事でも突発的な出来事に対し冷静に対応できるタイプなのか、柔軟性を持って対処できるのか、それらを判断する材料として予期せぬ質問をしてくることも想定されます。

答えづらい質問への対処法 4つの注意点

では、予想外の質問をされたときに何か対処法はあるのでしょうか?大事なことは、どんな質問がきても面接官に一貫した姿勢を見せることです。そのために、以下のような心構えを持って面接に臨みましょう。

  • 自信に満ちた態度を保つこと:最も大事なことはどんな質問でも動揺しないこと、落ち着いて臨むこと、つまり終始一貫自信に満ちた態度を取ることです。但し、横柄な態度を取れということではありません。面接はあなたという商品を買ってもらうためのアピールの場ですから、「私が一番このポジションに相応しい」と信じられるくらい、自分自身を鼓舞して面接に臨みましょう。特に外国人が面接官の場合、この点がますます重要になります。

  • 非言語コミュニケーションを意識すること:たとえ難しい質問が来ても、常に笑顔でポジティブ、熱意のある好ましい雰囲気が出せるようにしましょう。特にWEB面接では、ややオーバー気味のアクションを心掛けるとあなたの回答が魅力的に映ります。

  • 正直であること:もし質問の意図がわからなければ「きちんとお答えしたいので、質問の意図をお伺いしてもよろしいでしょうか」と聞いても良いですし、知らない情報の意見を問われたら「勉強不足で申し訳ありません、その点はわかりかねるのですが」と答えても構いません。疑問に思うことがあれば雰囲気を見て「教えていただければ幸いです」と、逆質問するのもアリです。要は、知ったかぶりをして取り繕って答えないことが大事で、常に自分に正直な姿勢を保ちましょう

  • 自己アピールを忘れないこと:採用面接は自己アピールの場であることを忘れずに、もし可能であれば答えに自分の強みを織り交ぜられるようにしましょう。例えば「あなたを動物に例えると何ですか?」の質問に対し、「自分は粘り強いのが長所なので、亀です」というように、自分の強みは何なのかを理解していれば乗り切れる質問も出てきます。

成功するための面接準備とは

上記の注意点にあったように「突然の質問でも慌ててはいけない」と、頭では分かっていても実際には難しいですよね。では、どうしたら面接で慌てず冷静に難しい局面を乗り切れるのでしょうか?

それは、仕事や日常生活などあらゆる場面においても同じことで、事前の準備をしっかりと行う」ことが最も効果的な方法であり、成功への一番の近道です。そのために必要な面接準備を以下に挙げました。

  • 自己分析を行う:まず履歴書・職務経歴書をよく見直し、書いてある内容はすべて口頭で言えるようにしておきましょう。そのうえで、自分の強みは何なのか、あなたが持つ価値について深く考え、それを言語化できるように準備して自己PRを完成させましょう。

  • 企業リサーチをする:応募先企業の製品・サービス、市場、競合、さらに企業バリューやカルチャーについてまで話が及ぶことがよくあります。これらを事前にリサーチして、自分の意見が言えるようにしておきましょう。もし入社したら会社にどう貢献したいのか具体的な製品名などを挙げて話すことができれば、しっかり勉強しているというアピールとともにあなたの熱意が示せます。

  • なぜその会社に入りたいのか深く考える:一般的な理由(例:成長中の企業だから、製品/サービスに興味があるから、など)だけでなく、その企業ならではのユニークな点、もしくは個人的な価値観や経験に起因する志望動機を見つけておくようにしましょう。

  • 想定質問を考え面接の練習をする:一般的に想定される質問については、スムーズに答えられるよう必ず練習をしておきましょう。できれば友人や家族に面接官役になってもらい、模擬面接を行うのが理想的です。そして、回答にはSTARメソッドが有効です。あなたの面接力が必ずワンランクアップしますので、ライバルと差がつく魅力的な回答の仕方を是非マスターしておきましょう転職エージェントが面接官の特徴を知っている場合も多いので、エイペックスのようなプロの力も借りて準備をしておきましょう。

ここで行ったことはプロセスを含めて必ず本番の面接で役立ちます。準備を制する者が本番を制す!日頃からの準備が成功への近道です。 

実際に候補者が面接で答えに戸惑った質問まとめ

では、実際に私たちが候補者から聞いた、面接で答えに困ってしまった質問をいくつかご紹介していきましょう!

1. 志望動機の深堀り「Q. 他にも同じような企業がありますが、その中でもなぜうちなのですか?」

Q.「なぜ弊社で働きたいのですか?」

A.「外資トップで~、○○製品が魅力的で~、成長中の企業で~etc.」

Q.「今言われた条件と同じような企業はいくつかあると思いますが、その中でなぜうちが良いのでしょうか?」

コンサルタントからのコメント他にも似たような企業がある中でなぜその会社なのか、ということは面接準備でしっかりと自分の中で掘り下げておく必要があります。できればあなた個人のキャリアや経験に照らし合わせた動機、もしくは特定のブランドや製品に興味があるのならばその魅力について語れること、その企業ならではのユニークな点を見つけておくなど、この興味の深いところが全ての面接での回答の軸になりますので非常に重要です。

2. 応募企業の深堀り①「Q. 会社のバリュー(Teamwork, Commitment, Integrityなど)に関連する経験を話してください」

コンサルタントからのコメント:製品や業績のことだけでなく、企業リサーチにはカンパニーカルチャーやミッション、バリューも必ず含めてください。これはあなたがその企業の文化・社風に合っているかを確認するためということもあります。自分の強みは何なのかを面接準備の中で言語化しておき、それに紐づけて自身の経験を話せるようにしておきましょう。

3. 応募企業の深堀り②「Q. 会社について知っていることを何でも英語で話してください」

コンサルタントからのコメント:外資系企業の採用面接では英語でのインタビューがほぼ必ずあります。自分自身のことだけでなく、企業についてもしっかりと英語で会話ができるようにしておきましょう。エイペックスでは外国籍コンサルタントによる英語面接対策も随時行っていますので、是非プロの力も活用してみてください。

4. 対人能力を測る質問①「Q. 働きづらいと思う人とどうやってうまく働きますか?」

コンサルタントからのコメントマネージャー職の面接では、特に対人能力・コミュニケーション能力を測る質問が多くなる傾向にあります。部下のマネジメント、上長とのコミュニケーション、複数の部門間での協働など、様々なステークホルダーと密に仕事をする管理職は、いかに自己主張しながらも様々なバックグラウンドの人ともうまくやっていけるかどうかを面接官は見極めようとしています。チームに癖のある人がいる場合も想定されます。過去にコミュニケーションで苦労した事例を挙げ、その時の解決策や今行っている工夫、自分なりに見つけたマネジメントスタイルなどを整理しておくと良いでしょう。

5. 対人能力を測る質問②「Q. あなたが一緒に働きたい人、働きたくない人はどんな人ですか?」

コンサルタントからのコメント:こちらもあなたの対人能力を測る質問です。なぜ一緒に働きたいのか、働きたくないのか、理由を挙げるのはもちろんですが、そこで面接官が知りたいのはあなたが何に価値を置いている人物かということです。「自分の意見ばかり押し付ける人」が苦手であれば、あなたを「チームプレイヤー」だと認識しますし、「最後まであきらめない人」が好きであれば、あなたを「責任感が強い人」と評価するかもしれません。ここでも自分の強みを回答につなげるようにしましょう。そして最後に、一緒に働きたくない人とでもうまくやっていけることをアピールすることも忘れずに。

6. 対人能力を測る質問➂「Q. ○○さんを知っていますか?その人をあなたはどう評価しますか?」

コンサルタントからのコメント:こちらは同業内で転職する場合にあり得る質問です。あなたの働き方や仕事に対する価値観の確認の場合もあります。面接官がその人をどう評価しているのかわからない状態であれば、ネガティブな発言は避けるべきでしょう。

7. マネジメント能力を測る質問「Q. オンライン会議でずっとミュート、いるのかいないのか分からない人にどうやって発言を促しますか?」

コンサルタントからのコメント:こちらはあなたがリーダーとしてどうチームの生産性を向上させられるのか、その方法論を問う質問で、コロナ禍になってよく聞かれるようになった質問の一つです。どの会社も期せずしてテレワークになりまだ試行錯誤の段階なので、現在の会社の取り組みなどがあればそれらを伝えられると良いでしょう。

信頼関係の構築チームワークの向上、オンライン会議の効率化など、マネジメントの方法論を問う質問は多く出される可能性がありますので、日頃からどう自分が問題に対しアプローチしているのかを考え、それをスピーチできるようにしておいてください。他に「業務であなたがイニシアチブを取って行った改善事例(プロジェクト、タスク)を教えてください」という質問も、あなたのリーダーシップ力やマネジメント力を訊ねる質問です。

8. 成果を問う質問「Q. 予想したよりも大きな成果を出したときのことを教えてください」「革新的なことを実施した経験を教えて下さい」

コンサルタントからのコメント:仕事での成果を訊ねる質問はよくあると思いますが、このように「大きな成果」「革新的なこと」などとあえて強調して問われることもあります。「大きな成果なんてないかも..」と焦らず冷静に、自信を持ってあなたの成功体験を披露しましょう

繰り返しになりますが、難しい質問が来てもうまく切り抜けるコツは事前の準備にこそあります。しかし、きちんと準備したにも関わらずうまく回答できなかったことがあったとしても、あまり深く考えないでください。それを引きずってくよくよしている姿を見られることのほうがマイナスです。面接官があなたに好印象を持っていれば、たとえ多少の失敗があったとしても採用される可能性は充分あります。

大切なことは面接で上手な回答をすることではなく、あなた自身の良さを面接官に伝えることです。マネージャー職の採用では、専門性や能力を発揮できるかはもちろんのこと、「コミュニケーション能力」、「対人能力」、「ピープルマネジメント能力」など、人に関わるソフトスキルが重要視されます。面接官があなた自身を「話していて好ましい人物だな」「コミュニケーション能力のある人だな」と思ってもらえるよう、面接官と気持ちの良い対話ができるよう心掛けてください。面接では、自分自身の魅力を最大限発揮できるよう努めていきましょう!

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