外資系企業への転職を考えている方の中には、「選考プロセスが日系企業と大きく異なるのでは？」「英語での面接にどこまで対応できるだろうか」「何回面接があるのだろう」など、これから転職活動を進める上で不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
確かに外資系企業の選考では、リファレンスチェックやケース面接など日系企業とは異なる点がいくつかあります。また英語でのコミュニケーション能力やグローバルな視点、異文化への対応力なども重視されます。
そこで本記事では、外資系企業への転職支援で豊富な実績を持つエイペックスが、
選考から内定までの全体の流れ
各面接段階での評価ポイント
内定獲得のための具体的な対策方法
などについて詳しく解説します。
応募前の準備から内定後の条件交渉まで、各ステップで押さえるべきポイントを具体的に紹介しますので、外資系企業への転職を目指す方は、ぜひお役立てください。
▼外資系企業の定義や特徴については以下の記事でも詳しく解説しています
外資系企業とは？ 特徴やメリットデメリットを知って転職に生かそう
目次
外資系企業とは？日系企業との違い
外資系企業に向いている人の特徴
一般的な外資系企業の採用プロセス
外資系企業の採用面接の流れ
外資系企業の採用面接のポイント
外資系企業の特徴的な面接方法
外資系企業の採用で重点的に見られるポイント
外資系企業の選考プロセスで内定を勝ち取るためのアドバイス
外資系企業への転職を支援するエイペックス
外資系企業とは？日系企業との違い
外資系企業とは、外国資本によって運営される企業を指し、おもに
海外企業の100％出資子会社や日本法人
海外企業と日系企業が共同で出資した会社
買収により外資となった日本企業
の3つのタイプがあります。
日系企業との大きな違いは、採用形態や評価制度です。外資系では職務内容が明確な「ジョブ型雇用」が主流であり、年功序列ではなく成果を重視し実績にもとづく昇進・昇給が行われます。
企業文化の面では、オンオフを明確にしワークライフバランスを重視することや、より個人の主体性や専門性が求められる傾向があります。さらに給与体系では年俸制が一般的で、成果に応じた報酬を得やすい一方、多くの日系企業で見られるような各種手当は年俸に含まれることが多くなっています。
外資系企業に向いている人の特徴
初めて外資系企業への転職を検討する方は、「はたして自分が外資系企業に向いているのか分からない」という方もいらっしゃるかもしれません。外資系企業に向いている人、活躍が期待できる人には、以下のような特徴があるといわれています。
課題に積極的に取り組む
環境への適応力が高い
ロジカルな問題解決ができる
建設的な議論ができる
自発的に行動する
コミュニケーション能力が高い
外資系企業への転職に向けて活動を行う前に、上記のようなポイントに自分が当てはまっているかを確認してみてください。具体的なエピソードを整理しておき、面接官にアピールすることが非常に重要です。
▼以下の記事では、外資系企業が求める人物像や向いていない人の特徴なども紹介していますのでぜひお読みください。
外資系企業に向いている人の特徴は？評価されるポイントやスキルもご紹介
一般的な外資系企業の採用プロセス
外資系企業では、おもに以下のようなプロセスで採用へと進みます。各ステップの有無や順番・回数などは業界や企業によって異なることもありますが、まずは概要をつかんでおきましょう。
求人の確認と選定・応募
書類選考（スクリーニング）
数回の面接
リファレンスチェック
最終面接
内定と条件交渉・オファー面談
1. 求人の確認と選定・応募
求人情報の多くは、各企業の採用ページやLinkedIn、ジョブボードと呼ばれる各種求人サイトでオンライン公開されます。 応募の際は詳細なジョブディスクリプションを確認し、自身の経験やスキルが要件に合致するか慎重に検討します。
応募の書式は各求人サイトや企業により決まっていることがよくありますので、それらに従って応募します。 直接書類で応募する際には、レジュメ（英文履歴書）とカバーレターの提出が求められ、特にカバーレターでは志望動機や自身の強みを明確に示すことが重要です。メールで送る際にもメールの文面がカバーレターの役割を果たしますので、「よろしくお願いします」ではなく、自分のポジションへの適合性を簡潔にアピールしながら書類を添付して応募しましょう。
一部の求人は非公開でリファラルや転職エージェントのみに伝えられることもありますので、求人情報をより確実に得たい方は転職エージェントを活用することをおすすめします。
2. 書類選考（スクリーニング）
書類選考では、提出された応募書類をもとに候補者の経験・スキル・資格などが求人要件に合致するかが精査されます。近年は自動スクリーニングツールも活用され、キーワードマッチングによる一次選考を実施する企業も増えています。
この段階で電話やオンラインによる簡単な面談が入り、コミュニケーション力や語学力の確認・給与希望額など基本的な条件のすり合わせが行われることもあります。
3. 数回の面接
最終面接までに、通常は複数回の面接が行われます。回数は企業やポジションによりさまざまですが2回～5回程度が多いでしょう。
一次面接では人事部門が対応し、経歴やスキル・企業文化との適合性などを確認するのが一般的です。
二次面接では直属となる上司（ハイヤリングマネージャー）との面談が行われ、より具体的な業務内容や期待される役割について話し合います。
必要に応じて部門の他のメンバーとの面談や筆記テスト、グループディスカッションなどが設定されることもあります。この段階で英語のテストや簡単な英語での面接が行われることもあるでしょう。
近年はオンライン面接が一般的ですが、重要な面接は対面で行われることも珍しくありません。
4. リファレンスチェック
リファレンスチェックは、候補者の経歴や実績を裏付けるために外資系企業で特に重視しているステップです。
通常は前職の上司や同僚など2-3名の推薦者へ電話やメールで連絡を取り、職務内容や実績・勤務態度・チームワーク力などを聞き取ります。場合によっては専門の調査会社を通じて実施されることもあり、虚偽の申告があった場合には内定取り消しの可能性もあります。
日系企業ではリファレンスチェックを行わないこともあるが、外資系企業では高確率でリファレンスチェックが実施される
5. 最終面接
ここまでクリアできれば、いよいよ経営幹部や上級管理職との面談が設けられ、これまでの選考過程で確認された能力や適性を踏まえてより広い視点から候補者の評価が行われます。
具体的には企業のビジョンや価値観への理解度と共感度、リーダーシップ力、戦略的思考力などを中心に見られます。候補者が会社の文化や方向性に合致しているかを再確認し、採用の最終判断を下す重要な場となります。
また、マネージャー以上の中間管理職でAPACやグローバル本社と協業する可能性のあるポジションの場合、海外にいる部門責任者と英語でWeb面接が行われることもあります。日本人の考え方や対応の仕方に慣れている日本在住の外国人上司と違い、海外担当者はよりプロアクティブな姿勢を求める傾向にありますので、しっかりと自信を持って自分を主張していきましょう。
6. 内定と条件交渉・オファー面談
内定通知は通常書面（オファーレター）で提示されます。 オファーレターには給与、インセンティブ、役職、就業開始日などの基本条件が明記され、その他の福利厚生や諸条件も含まれます。この段階で条件交渉の機会が設けられ、給与や待遇について面談で話し合うことができます。
外資系企業では市場価値や経験に応じた柔軟な条件交渉が可能で、ここは日系企業と大きく異なる部分です。ただし、交渉は事前の市場相場や自身の経験・スキルに基づいた合理的なものであるべきで、無理な要求は避けましょう。
交渉が成立すれば、双方が合意した条件で雇用契約書を取り交わし、入社準備へと進みます。担当する業務内容も含めて、不安な点はこの段階で必ず確認・解消しておくことが重要です。
条件の提示内容やオファー面談の進め方に不安がある場合は、事前に転職エージェントのコンサルティングを受ける、質問事項をエージェントを介して送るといった準備をしておくと、より有利かつ安心して交渉を進められます。
外資系企業の採用面接の流れ
採用プロセスの中でももっとも重要な面接について、全体の流れやうまくいくコツをご紹介します。
挨拶
最初の挨拶は、面接の第一印象を決める重要な場面です。外資系企業では特にアイコンタクトが重視されるため、相手の目をしっかり見て挨拶することが大切です。
英語面接では、"Good morning/afternoon, [面接官の名前]. Thank you for having me today. I'm [自分の名前]."など、基本的な挨拶を事前に練習しておくと良いでしょう。姿勢を正し、明るく爽やかな印象を与えることも心がけましょう。
雑談やアイスブレーク
挨拶の後に続く短い雑談は、リラックスした雰囲気を作るためだけでなくコミュニケーション能力を見る重要な機会でもあります。時には社内を案内されながらの雑談もあります。
天候や交通手段など軽めの話題から始まり、会社の製品やサービスについての感想を求められることもあります。政治や宗教など意見が分かれる話題はできるだけ避け、ポジティブな話題や対応を心がけましょう。
自己紹介と自己PR
自己PRでは、応募書類との整合性を保ちながら、自身の経験やスキルを分かりやすく伝えることが重要です。英語で自己PRを行う場合は、簡潔で明確な表現とインパクトのあるオープニング、ポジティブな単語選びなどを心がけましょう。
外資系企業では特に具体的な実績や数値を交えた説明が好まれます。例えば「前職で売上を20%向上させた」「チーム10人を率いて予算5,000万円のプロジェクトを成功に導いた」など、定量的な成果を示すことで説得力が増します。職務経歴書の内容を補完するようなイメージで自身の強みを効果的にアピールしましょう。
質疑応答
以下は、英語面接でよく聞かれる質問と適切な回答の例です。
"What motivated you to apply for this position?"（このポジションに応募した動機は何ですか？）
具体的な企業研究に基づいて、会社の価値観との共感や、職務内容への興味を説明します。"Tell me about your greatest achievement."（最大の成功体験について教えてください）
具体的な数値や成果を含む実例を、状況・行動・結果の順で説明しましょう。"How do you handle conflict in the workplace?"（職場での対立にどう対処しますか？）
過去の経験を例に、建設的な問題解決アプローチを説明します。
質疑応答では、これまでのキャリアや志望動機に加え、ビジネスケースの解決策を問われることもあります。回答は具体的で簡潔に、かつ論理的な構成を心がけましょう。
※詳しい英語面接の流れと質問例は、こちらの記事をご覧ください。
外資系企業の採用面接のポイント
外資系企業では、採用担当者や経営層が海外にいることも多く、オンラインで面接が行われるケースも少なくありません。対面・オンラインを含め、より成功に近付くために心がけておきたいポイントをいくつかご紹介します。
面接を受ける環境を整えておく
特にオンライン面接では、適切な環境作りが重要です。背景は整理整頓し、シンプルな壁や本棚などにしましょう。照明は顔がはっきりと見えるよう、正面から当てるのがベストです。マイクとカメラの性能も事前にチェックし、通信環境も確認しておきましょう。
話すときは画面ではなくカメラを見ることを意識し、アイコンタクトを取っているような印象を与えることが大切です。
服装に注意する
対面での面接はもちろん、オンライン面接であっても正装は必須です。濃紺や黒のスーツを基本とし、シャツは白を選びましょう。カメラに映らない下半身も正装を維持することで、書類を取りに席を立つなどの際にも対応できます。派手な柄物やアクセサリーは避け、髪型も整えて清潔感のある印象を心がけます。
事前に逆質問を用意しておく
面接の最後には質問の機会が設けられます。この時間はあなたの企業研究の深さや熱意を示す重要な機会です。業界動向や会社の戦略・チームの雰囲気・キャリア開発の機会など、具体的な質問を3個以上用意した上で、面接での話題と重複しないものを選びましょう。
ただし、給与などの条件面や退職者の退職理由などネガティブな質問は避けるべきです。あなたの分析力と意欲をアピールできるような質問がベストです。
お礼のメールを送る
面接終了後は、必ず24時間以内に面接官へお礼のメールを送りましょう。
メールには
面接の機会への感謝
印象に残った会話の内容
改めての志望意思
などを簡潔に記載します。
なお、転職エージェントを経由した採用面接では基本的に直接メールを送ることはせず、エージェントに確認の上で対応を決めます。
▼お礼の英文メールの記載事項や具体的な例文は、以下の記事をぜひご参考にして下さい。
【おすすめフレーズと例文付】お礼のメールを英語で書く方法を徹底解説
外資系企業の特徴的な面接方法
外資系企業では日系企業ではあまり聞き慣れない形式の面接が行われることもあります。ここではそれぞれの面接がどのようなものかご紹介します。
プレゼンテーション面接
事前に与えられたテーマについて、面接官に対しプレゼンテーションを行う面接形式です。多くの場合、商品分析やマーケティング戦略など、実務に即したテーマが出題されます。プレゼンテーションの構成力・論理的思考力・説得力に加え、質疑応答での対応力やリサーチ力も評価されます。英語でのプレゼンテーションでは語学力やコミュニケーションスキルも求められます。
通常15～20分のプレゼンテーションの後、質疑応答が行われます。PowerPointなどを使った資料作成も評価対象となるため、見やすく分かりやすい資料作りを心がけましょう。
ループ面接
ループ面接とは、複数の面接官と個別に面談を行う形式です。通常3～6回程度実施され、人事部門・直属の上司・部門長など異なる立場の面接官と順番に面接を行います。
各面接で異なる側面が評価され総合的な合否が決まるため、一貫性のある自己アピールが重要です。ループ面接は時間はかかりますが、候補者側から見ても会社の文化や雰囲気を深く理解できるメリットもあります。
ケース面接
ケース面接は実際のビジネス課題を提示され、その解決策を考える面接形式です。
特にコンサルティング企業で多く採用されている面接形式で、例えば「ある店舗の売上を2倍にするには？」といった課題が出されます。重要なのは答えそのものではなく、論理的な思考プロセスや発想力、問題解決能力です。必要な情報を1人で考えるのではなく面接官に質問して収集するといった姿勢も評価され、最終的には数値に基づいた論理的な解決策を提示できることが成功のポイントです。
外資系企業特有の面接方法に備えて準備や練習を進めておこう
外資系企業の採用で重点的に見られるポイント
外資系企業へ転職する際に面接官が重要視するポイントは、経験や実績に基づくコアススキルに加え、マネジメントやコミュニケーション面でのソフトスキル、そして英語力もビジネスレベルであることが求められます。具体的なスキルの内容やレベルは以下のとおりです。
経験や実績にもとづくコアスキル
コアスキルと呼ばれるビジネスに必要な専門職能については、STAR（Situation, Task, Action, Result）方式で具体的に説明することが求められます。
特に数値で示せる成果（売上増加率、コスト削減率など）や、課題解決のプロセスを明確に説明できると高評価が期待できるでしょう。また業界知識や専門的なスキルセットについても、具体例を交えながら説明できるよう準備しておく必要があります。
ソフトスキル
外資系企業ではコミュニケーション能力・リーダーシップ・問題解決能力・主体性などのソフトスキルも日系企業と同様に重要視されます。面接での受け答えや態度そのものがこれらのスキルを評価する機会となります。
異文化環境や多様な価値観の中で、チームワーク向上やプロジェクトマネジメントを成功させた経験、失敗から学んだ経験や高いレジリエンスを発揮できた経験があれば、具体的なエピソードとともに説明できるようにしておきましょう。
英語力
英語でのコミュニケーション能力は多くの外資系企業で必須とされます。TOEICスコアは一つの指標となりますが、より重要なのは実践的な英語力です。
なかでも、質問の意図を正確に理解し論理的に回答する能力や、プレゼンテーションやビジネスメールの作成、海外拠点とのコミュニケーションなど、実務で必要となる場面を想定した英語力が高く評価されます。
外資系企業の選考プロセスで内定を勝ち取るためのアドバイス
Q. 外資系企業に応募する場合、人材コンサルタントを積極的に活用すべきステップはありますか？
A. 「外資系企業の転職では、英文履歴書の作成と英語での採用面接は避けられません。また、給与交渉を含めた条件交渉が英語で行われることもありますので、不安な方はエイペックスのような英語スピーカーのいるエージェントを最大限活用すべきです。
日本人は英語に対し100%の自信を持っていることのほうが稀です。
先日も、英語に自信のない候補者の方と一緒に個別で英語の面接練習を行いました。練習では、英語スキルに関係なく自信を持って答えることの重要性と、そのために答えをいかに簡潔・明確にするかのポイントをお教えしました。 日本人がやりがちな間違いもいくつかご紹介し、常に答えを自分の実績・スキル・熱意のアピールにつなげるようアドバイスしたところ、その後のグローバル面接をすべて英語で受け見事内定を勝ち取ったという例があります。面接は事前の準備でほとんどが決まると考え、ぜひプロの力を積極的に活用しましょう。 」 - ヴィオナ・アンジェリー（医療機器チーム アソシエイトコンサルタント）
A. 「外資系企業では、職務内容や期待される役割について転職エージェントと詳細な情報を共有していることが多くあります。そのため直接応募した場合と違い、そのポジション用のアドバイスや面接のための戦略をコンサルタントから事前に入手することができます。 これが転職エージェントを活用する大きなメリットの一つとなっています。」 - 渡邊 菜月（ITチーム アソシエイトコンサルタント）
Q. 外資系企業への応募で気をつけるべき点は何かありますか？
A. 「外資系企業と内資系企業では、面接でどこに評価のポイントを置くかが若干違います。
外資系企業の採用面接を受ける場合、より積極的でやる気があり、リーダーの資質があることを強調しなければ次の選考には進めません。 例えば、目標や結果へのコミット力を強調したり、常にスキルアップを心がけていることをアピールしたり、ボディランゲージなどの非言語的コミュニケーションを意識しても良いでしょう。外資系企業では、相手の意見を尊重しつつも自分の意見を持ちそれを上手に表現できる人が好まれます。 」 - ヴィオナ・アンジェリー（医療機器チーム アソシエイトコンサルタント）
A. 「グローバル企業の採用担当者は、本社との時差や業務量の多さなどから面接後の返事に時間がかかることがあります。あまりにも時間がかかるような場合は、転職エージェントに相談して企業に聞いてもらうようにすると良いでしょう。」 - 渡邊 菜月（ITチーム アソシエイトコンサルタント）
※詳しくは、こちらの「外資系企業に向いている人の特徴は？評価されるポイントやスキルもご紹介」を参考にしてみてください。
Q. 外資系企業と日系企業の採用プロセスにおける大きな違いと、その違いを克服するための戦略があれば教えてください。
A. 「外資系企業では通常日常会話レベル以上の英語力が求められますが、特にマーケティング職は高いレベルの英語力が必要とされます。TOEICの点数を取得しておくに越したことはありませんが、なかには受験が間に合わなかったり、ポジションが求めるレベルに自分が達しているのか不安で応募をためらう方もいるかもしれません。
ただ、実はビジネスレベルの英語力というのは企業によってさまざまで、要求レベルがその方が思っていたよりも高くなかったり、英語よりも経歴や専門性を優先して採用する企業もあったりと、必須にも例外があるのです。 もし企業が求めるレベルに達していなくても、今後に英語力を向上させ学び続ける姿勢や意欲を見せることで合格する方もたくさんいらっしゃいますので、まずはチャレンジしてみることを強くお勧めします。」 - ヴィオナ・アンジェリー（医療機器チーム アソシエイトコンサルタント）
A. 「下記の3つのプロセスでは特に外資系企業特有の傾向が見られます。
①給与決定プロセス：外資系企業が提示する給与額は、一般的な日系企業の固定給に比べ柔軟で交渉可能なケースが多く見られます。やみくもに給与アップを主張することはできませんが、あらかじめ市場の相場や自分のスキル・経験に基づき明確な根拠を示せば企業も柔軟に対応してくれますので、ぜひ準備をしましょう。担当コンサルタントに相談することも、現実的な期待値を設定するのに役立ちます。
②採用決定までに要する時間：日系企業では内定がでるまで平均3～4週間かかるところもありますが、外資系の場合は非常にスピーディーな企業もありますので、早めに決めたいときに役立つことがあります。
③転職エージェントとのコミュニケーションの重要性：特に初めて外資系企業に応募される方の場合、従来の転職とは進め方がかなり違うと感じられることがよくあります。担当コンサルタントと積極的にコミュニケーションを取り、企業と自分の現在地や今求められていること、今後のスケジュールなどについてしっかりと連携を取っていくとより良い転職につながるでしょう。」 - 渡邊 菜月（ITチーム アソシエイトコンサルタント）
外資系企業への転職を支援するエイペックス
外資系企業への転職では、日系企業とは異なる準備や対策が必要です。特に英語での履歴書をはじめとした応募書類の作成、さまざまな形式で複数回行われる面接への対策、内定後の条件交渉は重要なポイントとなります。
外資系の転職に特化したエージェントのエイペックスでは、バイリンガルや英語ネイティブの人材コンサルタントが英語の履歴書・職務経歴書の作成から面接練習、オファー面談まで一貫してサポートし、外資系企業特有の採用プロセスや評価ポイントについても豊富な支援実績に基づいて的確なアドバイスを提供します。
またエイペックスでは一般公開されていない外資系企業の求人も多数取り扱っているため、より多くの転職機会の中からあなたのキャリアや希望に合った求人に出会える可能性が高まります。
外資系企業でのキャリアアップをお考えの方は、まずは無料相談からスタートしてみてはいかがでしょうか。経験豊富なコンサルタントが、あなたの新しいキャリアへの第一歩を全力でサポートいたします。
