転職エージェントに登録してキャリア面談のお知らせを受け取り、面談当日に向けた準備や面談成功のための方法で悩んだ経験がある方は多いのではないでしょうか。初回の面談は、話し合った内容をもとに、その後の求人紹介や面接サポートの方向性が決まるため、非常に重要です。そこで、本記事では、転職エージェントとの面談を具体的にイメージするために必要な
キャリア面談を行う目的
準備すべきもの
成功のポイント
などをご紹介していきます。本記事を読むことで、転職エージェントとの面談をスムーズに進められ、希望の転職活動を開始するために必要な情報を得ることができますので、ぜひご覧ください。
転職エージェントの選び方
まずは転職エージェントの種類と自分に合ったエージェントの選び方からご紹介していきます。
転職エージェントの種類
一般的に、転職エージェントは
「総合型転職エージェント」
「特化型転職エージェント」
の2種類に分けられています。
1つ目の「総合型転職エージェント」は、特定の業界・職種に絞らずに、幅広く案件を取り扱っているエージェントを言います。
反対に、「特化型転職エージェント」では、専門性を武器にして、特定の業界・職種に特化しています。
求職者から見た「総合型」と「特化型」のメリットデメリットは下記のようになっています。
| メリット | デメリット |
総合型転職エージェント |
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特化型転職エージェント |
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自分に合う転職エージェントの選び方
自分に合う転職エージェントを選ぶ際には、上記のメリットやデメリットを踏まえた上で、いくつかのポイントを考慮することが重要です。幅広い業界や職種から自分の転職先を選択したい場合は、「総合型転職エージェント」を、志望する業界・職種が決まっている場合は、「特化型転職エージェント」を活用することをおすすめします。どちらの種類を選ぶにしても、転職エージェントのサイトや口コミなどを調べて、気になる転職エージェントの強みや弱み、過去の実績、候補者への対応などを事前に確認しておくことが大切です。さらに、各転職エージェントが受賞しているアワードの受賞歴も、考慮に入れると良いでしょう。担当者との相性を考慮に入れることも一つの方法です。もちろん、複数のエージェントに登録しても良いですが、あまりに多くのエージェントに登録してしまうと送付されてくる求人を捌ききれなくなる可能性がありますので、数は絞るようにしましょう。
エイペックスには数々の賞を受賞している人材コンサルタントが在籍しており、11の業界に特化してあなたの転職活動を全力でサポート致します。もし興味がある業界や職種が既に決まっており、自分に合う転職エージェントを見つけるのに悩んでいる方は、ぜひ一度相談してみてください。
キャリア面談を行う目的
キャリア面談は転職エージェントと求職者がお互いを理解する貴重な機会であり、将来の転職に向けた方向性を決定する上で欠かせないものです。企業との面接のように堅苦しくなる必要はありませんが、転職エージェントからの質問の意図を理解し、的確な回答ができるようになるために、面談を行う目的を理解することが重要です。ここでは、「転職エージェント側」と「利用者側」、それぞれの目的をご紹介していきます。
転職エージェント側
転職エージェント側の目的は、求職者の人柄や過去の経歴、経験を把握した上で、理想の転職先の条件や、今後のキャリアプランを理解し、求職者が安心して転職活動ができるように信頼関係を築くことです。面談を通じて、求職者の希望に合った求人を提案します。提案する際には、転職先企業とのミスマッチを無くすためにも、面談で直接求職者と話し合いながら、その人柄を考慮して最適な求人を選定します。
求職者側
求職者側の目的は、転職エージェントに、自分の仕事に対する価値観やキャリアプラン、理想の転職先の条件を共有し、転職エージェントとの信頼関係を築くことです。基本的には、転職エージェントからの質問に回答することで、上記の目的を達成できますが、自分の考えを正確に伝えることが必要です。気になる点や疑問は率直に質問して解決し、不安なことは隠さずに伝えることで、面談後に安心して転職活動を進めることができるようになります。
また、質問に回答していく中で、自分が今まで気づかなかった価値観や重要視していた条件などが見つかることもあります。希望条件や理想のキャリアプランがはっきり決まっていない場合は、キャリアアドバイスに特化した面談を行ってくれる転職エージェントもありますので、求職者が望むキャリアや希望の条件を探し出す目的で面談を行うこともできます。ぜひ、ご自身の目的を明確にするためにも面談を活用してみてはいかがでしょうか。
転職エージェントとの面談
それでは、当日スムーズに面談を進めるために、転職エージェントとの面談にかかる時間や場所、進行の流れなどをご紹介します。
面談にかかる時間
一般的に、転職エージェントとの初回面談にかかる時間は、長く見積もって1時間程度とされています。 初回の面談では、求職者の過去の経験から転職先の希望条件、キャリアプランまで幅広い内容を話し合うため、時間に余裕を持ってスケジュールを調整しましょう。もし、希望条件やキャリアプランが決まっていない場合は、面談がキャリアアドバイスから開始することもあり、それによって時間がさらに延びる可能性もあります。エージェントによっても異なるため、面談後に予定がある場合は、その旨を事前に伝えると良いでしょう。
面談を行う場所
場所は、転職エージェントのオフィス内の面談スペースで行われる場合が一般的です。面談の内容は外部に漏れないよう十分に配慮されているため、面談を安心して進めることができます。もしオフィスへの移動が、時間やアクセス等の問題で難しい場合には、転職エージェントが求職者の職場や自宅の最寄駅、アクセス可能な駅などから近いカフェや会議スペースに移動して、「出張面談」を行う対応をしているエージェントもあります。
またコロナ禍以降、オンラインや電話で面談を行う転職エージェントも増えてきており、エイペックスでも現在はオンライン面談が大半を占めています。地方に住んでいて対面での面談が難しい場合でも、オンラインを活用した面談が可能です。オンラインや電話での面談を行う際は、通信環境や周囲の雑音に注意しましょう。
面談の流れと質問事項
面談の一般的な流れは、下記の通りです。転職エージェントとの面談は守秘義務が守られ、外部にあなたの情報が漏れることはありません。
挨拶と自己紹介
あなたから、これまでの経験や職務経歴の説明
キャリアゴールと今後のプランについての話し合い
興味がある場合、募集中の求人案件の紹介
■挨拶と自己紹介
まずは、お互いに自己紹介を行います。転職エージェント側からは、会社の強みや特徴、これまでの実績などを説明されることがあります。その場合、担当者の今までの経験などについても質問し、担当者の経歴や人となりを確認するようにしましょう。また挨拶の段階で、「本日の面談で何を知りたいですか?成功と感じるポイントは何ですか?」など、求職者側の面談に対する期待や要望を聞かれます。この時、求職者は自分が興味を持っている情報や転職における希望を率直に伝えることが重要です。同時に、求職者はこれまでの経歴や現在の職務内容、転職活動の進捗状況などを整理してエージェントに伝えることで、円滑なコミュニケーションを図るようにしましょう。
■あなたから、これまでの経験や職務経歴の説明
職務経歴書や履歴書をもとに、求職者のこれまでの経験や職務経歴などを詳しく掘り下げていきます。各プロジェクトでの役割や行った内容、達成した実績、今の会社に入社した理由や得意な仕事なども掘り下げていくことで、エージェントは求職者の強みや弱み、向いている可能性のあるポジションなどを確認します。情報を共有し、エージェントからの質問にも丁寧に回答していく中で、自分では気づかなかった強みに気づく場合もあります。できる限り、事前に話す内容を整理しておき、正確に自分の考えを伝えるよう心掛けると良いでしょう。
■キャリアゴールと今後のプランについて話し合い
次に、キャリアのゴールと今後のプランについての話し合いが行われます。転職を考え始めたきっかけや現在の職場に対する悩みや不満なども聞かれることがあります。ここで得た情報をもとに、仕事を選ぶ際に重要視している点や自らの価値観などを詳しく掘り下げて話し合うため、自分の思いを正直に伝えることが大切です。また、転職理由に合わせて、どのようにキャリアを築いていきたいのかを伝えると良いでしょう。キャリアプランを共有した後は、転職先に求める条件をできるだけ詳しく伝えることが重要です。「仕事内容」「ワークライフバランス」「やりがい」「年収」など、さまざまな条件がありますが、求める条件が多くなるほど、転職の難易度が転職の難易度も高まってしまいます。転職エージェントとのやり取りを通じて、優先順位を決定したり、妥協できる条件を検討したりすることに、可能な限り取り組むと良いでしょう。
■興味がある場合、募集中の求人案件の紹介
転職エージェントは、求職者の希望条件や過去の経歴などを踏まえた上で、具体的な求人案件の紹介を行います。この紹介は、面談の場で直接行われることもあれば、後日メールなどで送られてくることもあります。どちらにしても、求職者は応募後のミスマッチを防ぐために、なぜその求人が紹介されたのかを確認することが重要です。求人票に書かれている条件だけでなく、職場の雰囲気や会社の将来のビジョン、今後の製品パイプライン、また所属するチームや面接官の情報まで教えてもらうこともできます。
また、育休や産休の取得状況や子育て支援制度、リモートワークが可能かなど長期間働くためのサポートが整っているかを詳細に確認することも重要です。転職エージェントを活用することで、一般的に公開されていない非公開求人情報を得ることもできるため、積極的に利用していきましょう。
面談のための準備
それでは、面談のために必要な準備についてご紹介していきましょう。
持ち物を用意しておく
まずは、持ち物についてです。基本的に面談の日時が確定した時点で、転職エージェントから必要なものについての連絡がありますが、以下の3つの持ち物が必要になります。
履歴書(事前に送付済でない場合)
職務経歴書(事前に送付済でない場合)
筆記用具
履歴書や職務経歴書は、面談までに埋められる部分だけを記入しておく形でも問題ありません。また、事前に送付している場合はエージェントが用意していることがほとんどです。初めて転職する方は、日本語での書き方や内容が分からず、なかなか先に進めないこともあるかと思います。英語での履歴書作成も難しく、時間がかかってしまうことも多いでしょう。しかし、提出した履歴書や職務経歴書の各項目が全て埋まっていなくても、転職エージェントから丁寧なフィードバックを得られるので安心してください。当日の面談で話した内容をメモに取るための筆記用具も忘れずに用意してください。また、クリエイティブ系の職種の場合は、ポートフォリオの提出も必要となることがあるので、事前に準備をしておきましょう。
面談の際の服装を確認しておく
次に、面談の際の服装についてですが、一般的に決まった服装の規定がないため、仕事終わりに転職エージェントのオフィスに向かう場合でも、作業着やスーツなどで問題ありません。しかし、寝癖がついたままだったり、スウェットやTシャツにジーンズなど、あまりにもラフすぎる格好は、コンサルタントも人間ですので不適切な印象を与えてしまうことがあるため、注意が必要です。気にし過ぎる必要はありませんが、オフィスカジュアルなどの清潔感がある服装で面談に臨むほうが、エージェントと今後も良好な関係を築くためにも適切です。
また、実際に企業との面接を受ける際の服装や身だしなみに対するアドバイスを得たい場合は、面接本番に着る予定の服や髪型で、転職エージェントとの面談に臨むことをお勧めします。
面談場所や日時を確認しておく
企業との面接だけでなく、転職エージェントとの面談においても遅刻は避けるべきです。そのため、必ず事前に面談の場所や日時を確認しておきましょう。特に、初めて訪れる待ち合わせ場所であれば、事前にルートを調べておくと良いでしょう。時間に余裕を持って移動することで、当日の面談をスムーズに進めることができます。
転職エージェントと面談するメリット
それでは、転職エージェントと面談するメリットをご紹介していきます。
転職活動の方向性が決まる
転職エージェントとの面談を通じて、キャリアプランや、過去の経験、スキルを見つめ直すことができます。そのため、もし転職活動が漠然としていたり、転職先企業を選ぶ際の条件の優先順位が決まっていない場合には、転職エージェントから客観的なアドバイスを受けることができます。これにより、自分の希望と現在の方向性とのギャップを埋めることができ、転職活動の進め方を具体化することができます。
明確な自己分析ができ、視野を広げられる
転職活動の軸、自分のアピールポイント、自分が企業に本当に求めている条件などの明確化には、自己分析が不可欠です。しかしながら、1人で自己分析を進めてしまうとなかなかうまく進まないことも多くなっています。転職エージェントと共に過去の経歴を深掘りすることで、自分では気づけなかった仕事で大事にしていることや強みなどに気づくことが出来ると同時に、 プロから見たあなたの適正ポジションを知ることができ、将来の選択肢が広がります。
キャリアプランの相談を通してアドバイスをもらえる
もし今後のキャリアプランがまだ決まっていない場合でも、転職エージェントとの面談を通してアドバイスを受けることができます。またあなたの経験やスキルを考慮し、転職活動や転職市場の動向、そして自分の強みや弱みを踏まえた上で向いている職種や業界についても相談することができるので、これからのキャリアを形成していく上で重要な要素を一緒に考えることができます。
最新の市場情報が得られる
特化型転職エージェントの場合、コンサルタントはその業界や職種のエキスパートであるため、今後の転職活動に役立つ市場情報を共有してもらうことが出来ます。良い企業が見つかって応募が決定した場合には、その企業や所属するチーム、面接官などについても情報をもらうことが出来、面接通過の可能性を上げることも可能です。コンサルタントはほぼ毎日採用担当者とやり取りをしているため、最も最新で信頼できる情報をもっている心強い味方となります。非公開の求人を紹介してもらえる
あなたが望めば、面談の場で企業の求人サイトでは確認できない非公開の求人を紹介してもらうことも出来ます。ウェブサイトでは求人情報の更新が遅れ、既に募集終了済みの情報が掲載されたまま応募したのに連絡がこないという事もよくあります。新着の求人を紹介してもらえることで、他のライバルよりも早く採用担当者の目に留まることも考えられ、内定へのステップを早めることも可能です。企業にあなたを売り込んでくれる
採用担当者の一番近くにいるのが転職エージェントであり、経験豊富なコンサルタントは企業の重要ポストに就く方々と多くのコネクションを持っています。コンサルタントと直接話す場を設けることで、書面上のあなたのキャリアだけでなく、あなたの人と成りや考え方をコンサルタントに直接伝えることが出来るため、プラスアルファのあなたの魅力を直接企業に売り込んでくれます。特に企業が二者択一で迷っている場面などでは、あなたの魅力を実際に知っているほうがコンサルタントもより熱心に採用担当者を説得してくれるかもしれません。履歴書の添削や面談の練習をしてもらえる
コンサルタントは毎日何通もの履歴書に目を通しているため、見やすい・アピールしやすい・書類選考を通過しやすい履歴書が何であるかを熟知しています。エイペックスでは履歴書・職務経歴書をきれいにフォーマットしてくれますので、あなたの時間と労力の大幅な削減が可能です。もちろん英文履歴書の作成もサポートしています。実際に応募が決まったあとは、面接の日程調整や面接情報の提供だけでなく、想定質問の洗い出しや模擬面接まで実施してくれ、あなたの面接合格を全面的にサポートしてくれます。
転職エージェントとの面談当日にチェックしたい5つのポイント
転職エージェントと面談するメリットをご紹介したところで、当日の面談の効果を最大化するためにチェックしていただきたい5つのポイントをご紹介していきます。
言いにくいことも隠さず本音を伝える
転職エージェントとの面談は面接ではないので、本音を隠す必要はありません。
転職理由が人間関係や会社解雇などで言いにくい場合でも、正直に話すことが重要です。転職活動を行う目的は、現状の不満を解決することでもあるので、希望条件や要望に関しても、自分の考えを包み隠さず伝えることが大切です。
反対に本音を隠した状態で面談を進めてしまうと、紹介された求人が自分の希望条件に合わなかったり、面接対策が不十分だったりして、転職活動がスムーズに進まない状態が継続してしまいます。転職エージェントには守秘義務があり、面談の内容が外部に漏れることはありません。面談中はリラックスして本音を率直に伝えることで、より適切なサポートを受けることができます。
事前に転職の時期や希望の条件、キャリアプランを決めておく
先述しましたが、面談中には転職の希望時期や希望条件、キャリアプランなどについて質問されるため、事前に整理しておくことで、正確な情報を転職エージェントに伝えることができます。1人で複数人の求職者を担当しているコンサルタントも多いため、面談時間をあまり取れない場合に備えスムーズに面談を進めるためにも重要です。事前に決めた要望を転職エージェントに伝えることで、希望に合った求人票を面談当日に紹介してもらえ、実際に求人票を見ながら具体的な条件を詳細に相談することができます。事前に決めておくことをおすすめしたい条件は、下記のようなものがあります。
業界
職種
年収
勤務地
福利厚生
入社希望日
キャリアプラン
余裕がない場合は、面談中にエージェントと共に内容を確定させていくことも可能なため、気負わずにできる範囲で用意しておきましょう。
事前に自身のスキルや経験を整理する
事前に自分のこれまでの経験や持っているスキルを整理することで、将来どのような職務やキャリアを築いていきたいのかを明確化することができます。希望する業界や職種、企業によってアピールすべきポイントも変わってくるため、些細なことでも、考えついた条件は全て面談中に伝えることをおすすめします。これにより、転職エージェントが適切な求人案件を提案し、希望に合った転職をサポートできるでしょう。
聞きたいことをまとめておく
次に、面談前に質問したい内容をまとめておきましょう。例えば、自分のスキルや経験について話した後に、市場価値や転職市場の動向、似た条件で転職した人の経験などについて質問したい内容を事前に整理しておくことも重要です。また、面談中にパッと思いつく質問と、面談外で時間をかけて考えた質問は異なる場合もあるため、面談中に悩みや不安を解消するためにも、事前に聞きたい内容を考えておくと良いでしょう。
実績がある場合は積極的にアピールする
最後に、具体的な数字を使ってアピールできる実績を、面談中にはっきりと転職エージェントに伝えるようにしましょう。これにより、職務経歴書の提出や面接、エージェントが求職者を企業に推薦する際に、より説得力のあるアピールが可能になります。
転職エージェントとの面談の注意点
次に、転職エージェントとの面談で注意すべき内容をご紹介します。
不平・不満だけにならないようにする
転職エージェントに対しては、基本的に本音で考えを伝えることが望ましいですが、職場の不満ばかりを一方的に話してしまうと、解決策が見出せずに時間だけが過ぎてしまうことがあります。そのため、不平・不満はできる限り短くまとめ、解決策を話し合うことに重点を置きましょう。
経歴や給与を詐称してはいけない
自分をより良く見せ、転職活動を有利に進めるために、経歴や給与で嘘をつくことは絶対に避けましょう。たとえ虚偽の情報で内定を得たとしても、発覚した場合には内定が取り消される可能性もあります。さらに、最悪の場合、損害賠償の責任を追及されることもあります。
転職エージェントを複数活用している場合は隠さず伝える
転職エージェントを複数活用している場合は、その旨をしっかりと伝えましょう。「紹介される企業が被らないようにするため」、「面接のスケジュールを調節するため」もありますが、きちんと伝えることで何よりご自身の時間と労力が節約できます。同じ企業への応募は、複数の転職エージェントを通じて行うことが禁止されているうえ、複数のエージェントを活用しつつその事実を隠して転職活動を進めると、片方のエージェントで受けている企業ともう片方のエージェントで受けている企業のスケジュールを上手く調整できなくなる可能性もあります。
面接後にすること
それでは、面接後の動き方についてご紹介します。
どんなサポートを受けられるのかを確認する
面談が終わった後には、どのようなサポートを受けられるのかを確認しておきましょう。通常、初回の面談では、キャリアの棚卸しや希望条件の確認、求人紹介などが中心的な内容となります。実際の応募に際して提出する履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などのサポートについては、後日相談が可能です。履歴書の添削では、文章や表現、自己アピールの方法などについて意見交換を行いながら、希望の企業に選ばれる確率が上がるように企業に合わせて修正していきます。
転職エージェントとの面談では、その企業が想定する質問や解答例に基づいて、実際の面接と同じ形式で練習することも可能です。ただし、転職エージェントによっては面接練習などのサポートを提供していない場合もあるため、サポート内容についてしっかりと確認しておくことが大切です。
エイペックスでは英語・日本語両方で、キャリア相談から履歴書・職務経歴書の添削、面接対策まで一貫したサポートを提供しています。特に外資系企業では、英文履歴書の提出、英語面談は必須です。外資系企業・日系グローバル企業や特定の業界で転職活動を行いたい方は、ぜひ一度ご連絡ください。手厚いサポートを通じて、あなたの転職活動をバックアップします。
求人を紹介された場合は確認する
希望があれば、希望条件やキャリアプランを伝えた後、面談中または面談後に条件に合った求人が紹介されることがあります。そのため、内容をよく確認し、自分の希望と一致するかどうかを注意深く検討することが重要です。もし一致しない場合は、理由をしっかりと転職エージェントに伝えましょう。また、先述のように、エージェントがなぜその求人を紹介したのかを確認し、応募するかどうかを慎重に判断しましょう。面談後、転職エージェントからの連絡にはできるだけ迅速に対応することで、転職意欲の高さをアピールすることにも繋がります。
転職エージェントとの面談に関するQ&A
Q. 紹介された求人には応募した方が良いですか?
A. 転職エージェントから紹介された求人は、あくまでも提案であり、必ずしも応募しなければならないというわけではありません。もし提案に不満や懸念がある場合は、転職エージェントに率直な意見を伝えることで、自分の優先順位が明確になり、より希望に合った求人案を提案してもらえるようになります。気になる点や不安がある場合は、積極的に伝えると良いでしょう。
Q. 転職エージェントとの面談はキャンセル可能ですか?
A. 転職エージェントとの面談はキャンセルすることができます。ただし、仕事と同様にキャンセルしなければならないことが分かった時点でなるべく早めに連絡を入れるようにしましょう。体調不良などで当日にキャンセルする場合でも、できる限り早めに連絡を入れると良いでしょう。その際には、キャンセルの理由や次の面談候補日を伝えられると、スムーズに次の面談日程を決めることができます。
Q. 面談に遅刻しそうな場合はどうしたら良いですか?
A. 面談に遅刻しそうな場合は、遅れる理由と開始できるまでにかかる時間を伝えましょう。例えば、5分くらいの遅刻であっても、遅刻することが分かった時点で連絡を入れるようにしましょう。
Q. 面談で自分に合った人材コンサルタントかを見分ける方法はありますか?
A. 自分に合っているかを見分ける方法として、相手が話しやすく、自分の気持ちや考え方に共感してくれるかを確認しましょう。 転職活動では、不安や悩みを共有して落ち着いた状態で転職活動を進めることが重要です。そのため、話しやすさや相談のしやすさ、自分の話す内容にしっかり向き合ってくれるかなどの観点から、自分と相性の良いコンサルタントを選ぶことをおすすめします。
人材コンサルタントが語る効果的な面談の秘訣
日々忙しい中せっかく時間を割くのであれば、より効率的にキャリア面談を受けたいですよね。以下の点は、エイペックスのコンサルタントが感じる候補者の方に面談で意識してほしいポイントです。ぜひ頭に入れて、転職成功に向けてエージェントと有意義な面談の時間にしましょう。
(外資系や日系グローバル企業への転職の場合)日本語だけでなく英語のレジュメを用意しておく:
日本語だけでなく英語の履歴書があるだけで、転職エージェントでも企業側でもあなたのレジュメを見てくれる人が増えます(外資系企業は外国籍のスタッフが多いため)。グローバル企業では複数の部署が多く存在するため、万が一応募したポジションに落ちても、あなたの経験にフィットしたポジションを他部署が紹介してくれることもあります。初回の面談の前に用意しておくことを、ぜひおすすめしています。今まで応募したポジションをリストアップしておく:
限られた面談時間を節約するためにも、今まで応募したポジションとその時期をリストアップしておくことをおすすめします。ご紹介するポジションを重複させない意味ももちろんありますが、コンサルタントがリストに目を通すことで、あなたが探しているキャリアの傾向を素早く把握することが出来ます。また、一度そのポジションに落ちていたとしても、企業によって応募から6か月以上、または1年以上経っていれば再度応募することも可能ですので、合わせて応募の時期が分かれば伝えましょう。また、過去に案内されて見送っている企業があれば、こちらも合わせて伝えるとより効率的です。
まずは転職エージェントとの面談で転職の方向性を決めよう
転職エージェントとの面談は、今後の転職の方向性を決める上で非常に重要です。面談の内容次第で、エージェントから提供される求人情報やサポートの内容も変わってきます。本記事で紹介した内容を事前に準備することで、面談を効率的に進めましょう。
また、希望条件とのミスマッチを避けるためにも、面談中はエージェントに対して率直な意見を伝えることが大切です。転職を検討している方やそうでなくとも将来のキャリアについて考えたいという方は、まずは転職エージェントとの面談を利用して、自分のキャリアの方向性を見極めると良いでしょう。
エイペックスでは、『ライフサイエンスリクルートメント企業』や『ヘルスケア&ライフサイエンスリクルートメント企業』など、業界別の人材コンサルタントによるサポートで数々の賞を受賞し、多くのプロフェッショナルが理想の転職を実現してきました。将来のキャリアや理想の転職に関する相談はもちろん、転職に対する不安の解消や履歴書や面接の練習など、一貫したサポートを提供しています。ぜひ一度、ご相談ください。