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日本人ビジネスマンが外国人の同僚と歩きながら仕事の話をしている様子

ビジネスレベルの英語力とは?必要なレベルと身につけ方をあわせてご紹介

​グローバル化が進む現代のビジネス環境において、英語力はますます重要になっています。しかし、英語を使った職場で働くにあたってよく耳にする「ビジネスレベルの英語力」という言葉について、以下のような疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか?

  • ビジネスレベルの英語力とは具体的にどの程度のスキルを指すのか

  • TOEICや英検のスコアがどの程度あればビジネスレベルと言えるのか

  • ビジネスレベルの英語力をどのように身につければよいのか

本記事では、ビジネスレベルの英語力の目安とそれを効果的に身につける方法、そしてキャリアアップやキャリア形成への影響について詳しく解説します。さらに英語力を活かした転職成功のポイントや具体的な事例もご紹介しますので、グローバルなキャリアを目指す方や外資系企業への転職を考えている方はぜひ最後までお読みください。

※英語での面接について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧下さい。 【英語面接対策ガイド】英語面接の流れと質問例を徹底解説!

目次

  • ビジネス英語とは?

  • ビジネス英語と日常英会話の違い

  • 求人票などに記載がある「ビジネスレベルの英語力」とは?

  • なぜ企業はビジネスレベルを求めるのか?

  • ビジネスレベルの英語力を証明する方法

  • ビジネスレベルの英語力を実務経験以外で習得する方法①

  • ビジネスレベルの英語力を実務経験以外で習得する方法②

  • ビジネス英語を身につけることによるキャリアへのメリット

  • ビジネスレベルの英語力が必要な企業へ転職するためのポイント

  • ビジネスレベルの英語力を活かして転職を成功させた事例

  • 英語をビジネスシーンで使う企業への転職はエイペックスへ

ビジネス英語とは?

ビジネス英語とは仕事上の様々な場面で使用される英語のことを指します。日常会話とは異なり、より洗練された表現やフォーマルな言い回しが求められます。

具体的には挨拶・電話・メール・書類作成・マニュアルや文献、契約書読解・会議・交渉・プレゼンテーションなどのシーンで使用されます。ビジネス英語を使いこなすには、専門知識や経験を活かしつつ、ビジネスマナーを踏まえた適切な表現と場面に合ったコミュニケーションを心がけることが重要です。

ビジネス英語と日常英会話の違い

ビジネス英語と日常英会話には、明確な違いがあります。日常英会話が家族や友人との間で使われるフランクな表現であるのに対し、ビジネス英語はより丁寧でフォーマルな表現を用います。

具体的には、ビジネス英語では省略表現やスラングを避け、硬めの単語や丁寧な表現を使用します。また文法の正確さも求められ、学校で習う英語に近い表現が多用されます。ビジネス英会話と日常英会話の使い分けができないと仕事相手に失礼にあたり、逆に友人にはよそよそしい印象を与える可能性があるので注意が必要です。

求人票などに記載がある「ビジネスレベルの英語力」とは?

日本人ビジネスウーマンが会議室にて英語でプレゼンテーションを行っている様子

「ビジネスレベルの英語力」は、一般的にはビジネスの場で英語の4技能(聞く・読む・書く・話す)を駆使し、電話対応・メール作成・会議参加・プレゼンテーションなど業務遂行に必要なコミュニケーションが自力でできるレベルを指します。

TOEICスコアで言えば700~800点程度、英検では準1級レベルが目安とされることが多いですが、実務経験も重視されます。外資系企業ではより高いレベル(TOEIC800点以上)が求められる傾向にあります。ただし企業の業務内容や求める人材によって基準は異なるため、募集要項を注意深く確認したり、転職エージェントに問い合わせてみることが大切です。

日常的に英語を使う仕事には、TOEIC500点程度から可能な空港やホテルのスタッフ等の業務から、TOEIC700点以上の外資系企業会社員やバイリンガルセクレタリー、900点以上が必要な同時翻訳・通訳者までさまざまです。

どのような職業があるのか、またそれぞれ求められる英語力はTOEICでいうと何点以上かについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

なぜ企業はビジネスレベルの英語力を求めるのか?

グローバル化が進む現代社会において、企業が英語力を重視する理由は明確で、海外の顧客や取引先・外国人社員とのコミュニケーションが日常的に発生する可能性が高まっているためです。

近年はリモートワークの普及によりこの傾向が一層強まっています。翻訳ツールの進歩は著しいものの、機器の不具合や誤訳のリスク、タイムラグの問題は依然として存在します。ビジネスレベルの英語力を持つ人材はそのような際にも貴重なビジネスチャンスを逃さず、企業に大きな価値をもたらすことができるのです。

ビジネスレベルの英語が求められる企業への転職をお考えですか?エイペックスでは、経験豊富なバイリンガルのコンサルタントが、英語のレジュメ作成や面接対策など、幅広く転職活動を支援しております。もし、少しでも英語を使うポジションや企業への転職をお考えの場合は、ぜひ一度ご相談ください。

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ビジネスレベルの英語力を証明する方法

英語力を証明する試験の問題用紙の画像

ビジネスレベルの英語力を証明するには、主に3つの方法があります。

  • TOEICスコア

  • 英検

  • 実務経験

これらは企業が応募者の英語力を判断する際の重要な指標となります。

TOEICで700点以上

TOEICは読解力とリスニング力を測る指標として広く認知されており、TOEICスコア700点以上がビジネスレベルの英語力の目安とされています。このレベルはほとんどの状況で適切なコミュニケーションが可能とされる水準です。ただし、外資系企業ではより高い800点以上を求められることもあります。

実用英語技能検定なら準1級以上

英検準1級以上もビジネスレベルの英語力を示す指標となり、「実際に使える英語力」の証明として高く評価されています。英検は読解・リスニング・会話・作文の4技能を総合的に評価するため、実践的な英語力を証明するのに適しています。

実務経験をアピール

実際のビジネスシーンでの英語使用経験も重要な証明方法です。海外取引や外国人との協働プロジェクトなどの具体的な経験は、実践的な英語力を示す強力な証拠となります。海外勤務経験のある人は、履歴書や面接でこれらの経験を積極的にアピールしましょう。

ビジネスレベルの英語力を実務経験以外で習得する方法①

ビジネスレベルの英語力を習得するには、実際のビジネス環境から学ぶのが最も近道ですが、さらにレベルアップを目指す場合にはスクールやアプリなどの力を借りる方法が効率的です。以下に主な3つの方法を紹介します。

英会話スクールやアプリなどを活用する

多くの英会話スクールにはビジネス英語に特化したクラスがあります。カリキュラムや講師の質、レッスン時間などを確認し、自分に合ったスクールを選びましょう。また、英語学習アプリも便利なツールです。これらは、いつでもどこでも学習できる利点があり、ビジネス英語に特化したコンテンツも多く用意されています。スクールやアプリを選ぶ際は、自分の目的や学習スタイルに合ったものを選ぶことが重要です。

オンライン英会話スクールに登録する

オンライン英会話は時間や場所の制約が少なく、働きながらでも効率的に学習できる方法です。多くのスクールがビジネス英語コースを提供しており、実際のビジネスシーンを想定したレッスンを受けることができます。さらに世界中の講師と話す機会があるため、様々な英語の発音やアクセントに触れられるのも魅力です。料金体系も多様で自分のペースやニーズに合わせて選べるのが特徴です。

海外の大学の日本校で勉強する

海外大学の日本校では英語でのビジネスコミュニケーションスキルを総合的に学べます。授業は全て英語で行われ、読解・リスニング・会話・作文の4技能を同時に強化できます。またビジネス・テクノロジー・文化など幅広い分野を学べるのも特徴で、多国籍の学生と交流できるため実践的な英語力とグローバルな視点を養うのに適しています。ただし、費用や時間の面で他の方法よりも負担が大きい点は考慮が必要です。

ビジネスレベルの英語力を実務経験以外で習得する方法②

自宅でノートパソコンを使って英語を勉強している日本人女性

独学でビジネス英語を習得するには、計画的に学びつつ実践の場を持つことが大切です。以下に効果的な方法を紹介します。

明確な目標を設定し、スケジュールを立てる

まずは、具体的で測定可能な目標を設定しましょう。例えば「3ヶ月以内に英語でビジネスメールを書けるようになる」といった目標を立てます。続いて、目標達成のために毎日の学習時間や週ごとの目標を含む詳細なスケジュールを作成します。これにより進捗を確認しやすくなり、モチベーションの維持にも繋がります。定期的に目標とスケジュールを見直し、必要に応じて調整することも大切です。

ビジネスに特化した教材で単語やフレーズを学習する

ビジネス英語に特化した教材を使用して、頻出する単語やフレーズを学びましょう。業界特有の専門用語やビジネスメール・プレゼンテーション・会議で使用される定型表現などを中心に覚えていきます。多読と精読を組み合わせてビジネス文書や記事を読むことで、実際の使用例が身につきます。またリスニング教材を活用し、ビジネスシーンでの会話や発表を聞き取る練習も重要です。シャドーイングなどのテクニックを取り入れて、スピーキング力も同時に強化しましょう。

コミュニケーションに使ってみる

知識を学ぶだけではなく、実践することがビジネス英語習得の鍵です。できる限り実際のビジネスシーンで英語を使用する機会を作りましょう。たとえば、英語でのメール作成やオンライン英会話での模擬商談、英語での社内プレゼンテーションなどです。また日常的に使用する日本語のビジネスフレーズを英語に訳す練習も効果的です。失敗を恐れず積極的にアウトプットすることで、実践的なスキルが身につきます。

ビジネス英語を身につけることによるキャリアへのメリット

ビジネス英語が使いこなせることは、現在の会社でキャリアアップするにしても転職するにしても、将来の可能性を大きく広げるためのアドバンテージとなり得ます。具体的なメリットには以下のようなものがあります。

グローバル人材として市場価値アップ

ビジネス英語力はグローバル人材としての市場価値を大幅に向上させます。英語を駆使できる人材は海外拠点との連携、国際プロジェクトのリーダーシップ、海外取引先とのコミュニケーションなど、国内外の企業の幅広い分野で活躍できます。キャリアの選択肢が広がるだけでなく、昇進や給与面でのメリットも期待できます。

英語を使った転職や海外赴任の可能性

スーツを着た日本人ビジネスマンが空港で荷物を持って歩いている様子

ビジネス英語が堪能な人材は転職市場でも高い競争力を持ち、さらなるキャリアアップが可能です。

具体的には、

  • 海外企業や国内の外資系企業への転職

  • 海外支社や駐在員としての勤務

  • 独立して国際ビジネスを展開する

など、多様なキャリアパスが選択可能になるでしょう。

英語を使うグローバルなプロジェクトへの参加

ビジネス英語が身に付いていれば、国際的なプロジェクトやチームへの参加機会も増える可能性があります。その経験を足がかりに、国際プロジェクトのリーダーや海外拠点との連携業務、社内語学研修の講師など、英語力を活かした多様な仕事への展開が期待できます。またグローバルな視点からの新規事業立ち上げなど、より創造的な仕事に携わる機会も増えるでしょう。

ビジネスレベルの英語力が必要な企業へ転職するためのポイント

ビジネスレベルの英語力が求められる企業への転職には専用の準備が必要です。以下に成功につながる大切なポイントを紹介します。

英文履歴書(レジュメ・CV)を作成する

効果的な英文レジュメやCVの作成は転職成功の第一歩です。日本語の履歴書とは異なり、決まったフォーマットはありません。簡潔で力強い表現を用いて具体的な成果や数値を示すことが重要です。応募するポジションに合わせてスキルや経験をカスタマイズし、プロフェッショナルな印象を与える単語選びを心がけましょう。

※詳しい英文履歴書の作り方はこちらの記事でご覧下さい。 【サンプル付き】初めてでも失敗しない英文履歴書の書き方

英語面接の対策を行う

ビジネスレベルの英語力が必要な企業では、面接も英語が想定されます。一次面接で筆記試験や外国籍のチームメンバーとのコミュニケーションがあるのか、最終面接でグローバルとの面談があるのかなどケースはさまざまですが、面接のどこか、もしくはすべての段階で英語での質疑応答が不可欠となります。

英語面接には十分な準備が不可欠で、志望動機や経歴・強み弱みなどに対する回答は必ず用意して練習しておきましょう。STARメソッドを使って具体的な経験を説明する練習も効果的です。

企業研究を綿密に行い、逆質問の準備も忘れずに行いましょう。面接の流れ(挨拶、自己紹介、質疑応答、逆質問、締めくくり)を把握し、各段階でのコミュニケーションスキルを磨くことも重要です。可能であれば、バイリンガルや外国人と模擬面接を行い実践的な対策を積むことをおすすめします。

※英語面接への準備については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。 【英語面接対策ガイド】英語面接の流れと質問例を徹底解説!

使える表現やボディランゲージを身につける

英語でのコミュニケーションでは言語スキルだけでなく、非言語的要素も重要です。常に笑顔を保ち、アイコンタクトを心がけ、適切なボディランゲージを使用しましょう。

会話の中では、ビジネスシーンで頻繁に使用される表現やフレーズを事前に学習し、自然に使えるよう練習することも効果的です。

ビジネスレベルの英語力が必要な企業に転職する場合は、上記で説明したような英語を用いたレジュメ作成や面接対策に加えて、日本の面接とは異なる作法やルールも存在します。こうした日本の面接との違いを理解した上で対策することが、内定への近道となります。

エイペックスは、外資系企業をはじめビジネス英語が必要となる企業への転職をお考えの方を支援しております。経験豊富なバイリンガルのコンサルタントが多数在籍しているため、あなたの転職活動をキャリア相談から内定まで一貫してサポートできます。英語を使った業務に携わりたいけど対策に不安を感じている方や、一度キャリアパスについて相談してみたい方など、どなたでも大歓迎です。ぜひ以下より無料の面談にお申し込みください。

ビジネスで英語を使う企業への転職について人材コンサルタントに相談する

ビジネスレベルの英語力を活かして転職を成功させた事例

「Aさんは外資系IT企業のIT部門ディレクターとして、主にエンジニアの管理やITインフラの管理を担当していました。海外の学校に通っていた経験もあり、高いレベルのビジネス英語力を持った方で、外資系企業で国外のリージョナルチームとの連携など豊富なキャリアと経験を有する方です。

Aさんは、エイペックスのサポートを受け外資系投資関連会社のIT部門のバイスプレジデントへの転職に成功しました。 採用面接では得意の英語力を生かし、カルチャーフィットを確認するための国外ITメンバーとのグローバル面接も問題なく面接を通過しました。英語力だけでなく、全体的なITスキル、ビジネススキル、多国籍企業での勤務経験からくるグローバル環境への適応力が評価され、短期間での内定獲得となりました。現在は主にITインフラの統括を担当し活躍されています。 」人材コンサルタント:北村のぞみ(ITチーム アソシエイトコンサルタント)

英語をビジネスシーンで使う企業への転職はエイペックスへ

外資系企業の面接官による面接を受けている日本人ビジネスウーマン

グローバル化が進む現在、ビジネスレベルの英語力を持つ人材のキャリアプランは大きな可能性を秘めています。しかし外資系企業や高い英語力が求められる企業への転職は、一般的な転職活動とは異なる準備や戦略も必要です。

エイペックスは外資系企業やバイリンガル人材の転職支援に特化したエージェントです。各業界に精通したバイリンガルのコンサルタントが、あなたの英語力とスキルを最大限に活かせる転職先をご提案します。

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  • 英語面接対策

  • 面談日程の調整や面接後のフィードバック

  • オファー面談のサポート(給与や入社日などの条件交渉)

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