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CRA(臨床開発モニター)の求人が増えている理由

​業界で重要な立場にてご活躍されている名高い方々より、製薬業界内でのCRA(臨床開発モニター)の採用動向についてお話を伺う機会がありましたので、ここでご紹介いたします。

Aさん:グローバルTop10製薬メーカー臨床開発部部長

Aさんの企業でも社内CRAを10名程増やすことになったそうです。なぜ、CROからではなく、今回募集に至ったか、教えてくださいました。

<理由>
・メーカー⇔CROにおけるような企業間の契約がないため、業務をコントロールしやすい。
・社内でCRAを雇う方がCROを使用するより、経済的だという結論に達した。
・企業概念に沿った教育や支持が可能である。というのも、プロジェクトの業務内容を教えるのはメーカー側の仕事だが、所属CRAに対する教育はCRO企業側の役割であるため、思い通りに動いてもらう事が出来ない場合がある。

 

Bさん:小規模の製薬メーカーの臨床開発リーダー

Bさんの企業は、企業が契約しているCROパートナーのCRAとうまくいってないようです。自分が彼らをリードしなければならないため、非常に辛い立場にいるそうです。CROパートナーを持つことのメリットとデメリットを教えてくれました。

メリット・デメリット

  • グローバルでも日本でも同じCROパートナーを使用することで、プロジェクトの進行状況が一貫してスムーズに確認できる。

  • 複数のCROと仕事をするより、ずっとコントロールしやすい。

  • CROパートナーの決定はグローバルに従うため、日本にパートナー企業選択決定権はない。グローバルで評価の高いCRO企業のCRAたちが、日本でも同様のパフォーマンスが出来ていないのが実情。

  • 日本ではグローバルと比較し、CRO-CRAの人手が少ないため、未経験CRAなどが教育不十分のままメーカーへ送られてくる事がある。しかし、教育はメーカー側で行えない、または行う余裕がない為、作業効率が悪くプロジェクト管理者の仕事が増加してしまう。 

上記が現在、メーカーでCRAを募集している複数の理由の一部です。メーカーでのCRA、CROでのCRA、どちらで働くにもそれぞれメリットデメリットがあるので、希望は人それぞれです。しかし、いずれにおいても多くのCRAが必要である時代であることが分かりますね。

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