外資系企業の概要や特徴について詳しく知りたい方は下記記事もあわせてご覧ください。
外資系企業とは? 特徴やメリットデメリットを知って転職に生かそう
目次
自己分析と自己PRのコツ
英語での面接準備のポイント
英語面接での自己PRのコツ
自己PRで役立つ英語フレーズ
英語での自己PRの例文とアピールポイント
コンサルタントが教える、良い第一印象を与える英語自己PRのコツ
英語面接の準備で困ったらエイペックスへ
自己分析と自己PRのコツ
英語・日本語いずれの場合も、面接での自己PRは、あなたのスキルや強み・性格や行動指針などを面接官に伝える機会として非常に重要です。
そこで面接の場でしっかりと上記を伝えられるよう、自己分析の方法と面接での伝え方についてコツをご紹介します。
自己分析の重要性と自己分析の方法
自己PRをする前に欠かせないのが「自己分析」です。正しく十分に自己分析を行うことであなたのアピールポイントや強みが確認できたり、どのような企業が自分に合っているのかが分かり、応募ポジションの選定が容易になり入社後のミスマッチも防げます。
あなた自身の強みと弱み、得意と不得意、価値観、経験、スキルなどを客観的に把握し、的確に面接官に伝えられるよう準備しましょう。自己分析の方法としては、過去の経験を振り返り、成功や失敗の要因を分析すると効果的です。
以下のような点を書き出した自己分析シートを作ると整理しやすく、いつでも見直すことができます。
転職しようと決めた理由
前職を選んだ理由や基準
どのような観点で転職先企業を探しているのか
転職先の選定で重視する3つのポイント
転職で実現したいこと
各項目が関連し、時系列のストーリーとして成立していれば、面接官にあなたがどのような人なのかが明確に伝わるでしょう。周囲の人に自分の印象を聞くことで自己認識とのギャップを埋められるため、家族や友人に協力してもらうのも良いですね。
自己PRを伝える際のコツ
自己PRを効果的に伝えるコツは、具体的なエピソードを交えながら簡潔かつ論理的に話すことです。
アピールするべき強みは1〜3つに絞り込みましょう。それぞれに裏付けとなる具体例やエピソードを用意します。
面接の場では「結論(PRポイント)」「理由・根拠」「入社後の意気込み」の順で伝えます。その強みを入社後どのように活かせるか、面接官が具体的にイメージできるよう話すと効果的です。練習を重ね自然な口調で話せるようにすることも大切です。
英語での面接準備のポイント
面接が英語で行われる場合、面接官は以下のような質問をよく聞いてきます。答え方次第で上手く自己PRにつなげられますので、しっかりと回答を準備しましょう。
頻出質問①:What are your strengths and weaknesses?(あなたの強み/弱みは何ですか?)
頻出質問②:Why do you want to work for our company?(なぜ弊社で働きたいのですか?)
頻出質問③:What challenges are you facing/have you faced in your current job?(今の仕事で苦労している/したのはどんなことですか?)
頻出質問④:Can you describe your management style? ※for managerial positions(あなたのマネジメント方法を教えてください※管理職の場合)
頻出質問⑤:Why do you want to leave your current company? / Why did you leave your previous company? (なぜ会社を辞めたい/辞めたのですか?)
頻出質問⑥:What are your future goals? (将来のゴールを教えてください)
これらの頻出質問については、ひととおり英語での回答を準備し、答える練習をしておきましょう。
英語面接での自己PRのコツ
面接で伝えるべき自身の強みやスキルは日本語でも英語でも共通ですが、英語ならではの表現や組み立て・言葉選びのコツも存在します。以下のポイントを押さえて効果的な自己PRを行いましょう。
簡潔で明確な表現
英語での自己PRは、メインで伝えたいことが何なのか分かるよう複雑な文構造や冗長な表現は避け、短くシンプルなフレーズを心がけましょう。
具体的なエピソードはSTAR法を活用し状況・課題・行動・結果を明確に述べること、専門用語や業界特有の表現は最低限にとどめ、誰にでも理解しやすく話すことも大切です。
インパクトのあるオープニング
英語は日本語と比べ、最初に結論を述べる構造になっています。面接の自己PRにおいても、出だしで強いインパクトを与えられるよう、自身の最大の強みやユニークな経験を一番最初に述べます。
「I am known for...」や「My greatest strength is...」「What sets me apart from others is…」といった表現で始めるのもあなたの特長を表すのに効果的です。ただし、誇張や虚偽の内容は避け誠実にアピールしましょう。
ポジティブな言葉の選び方
選ぶ単語や言い回しはポジティブなものが好印象です。仮に弱みを述べるとしても、それを克服した経験や改善への取り組みを強調しましょう。
「challenge」「opportunity」「growth」などの前向きな単語や、「passionate」「committed」「enthusiastic」といった熱意を表す形容詞を適切に用いることで、自身の意欲を効果的に伝えられます。
英語の面接が不安な方は、ぜひ一度エイペックスにお問い合わせください。バイリンガルの人材コンサルタントがあなたの英語面接対策をサポートします。英文履歴書の書き方からあなたにあった求人のご紹介も可能であるため、現在転職活動で悩んでいる方はぜひ一度お問い合わせください。
自己PRで役立つ英語フレーズ
あなたがどのような業界・職種に応募するにせよ、面接時の自己PRはおもに以下のような内容で構成されます。
自己紹介
強みや得意分野のアピール
性格・長所
過去の経験や実績
将来の目標やビジョン
それぞれ英語ではどのように表現するとよいのか、以下に例文をご紹介します。
自己紹介のフレーズ
自己紹介では、簡潔に自分の経歴や現在の状況を述べます。例えば以下のようなフレーズが使えます。
I'm [名前] and I've been working as a [職種] for [年数] years.
I graduated from [大学名] with a degree in [専攻].
Currently, I'm working at [会社名] as a [役職].
I have [年数] years of experience in [業界/分野].
これらのフレーズを組み合わせて、自分の背景を簡潔に説明しましょう。ただしあくまで「手短に」がポイントであり、職務経歴書に記載されているキャリアを長々と列挙するようなことは避けましょう。
強みや得意分野をアピールするフレーズ
自分の強みや得意分野を効果的にアピールするには、以下のようなフレーズが役立ちます。
My greatest strength is my ability to [強み].
I excel at [得意分野], which has been crucial in my current role.
One of my key skills is [スキル], which I've developed through [経験].
I'm particularly good at [得意なこと], as demonstrated by [具体例].
具体的な例を挙げながら、自信を持って自分の強みを伝えましょう。
性格をアピールするフレーズ
性格や長所をアピールする際は、以下のようなフレーズを使うことができます。
I would describe myself as [性格や長所], which helps me in [仕事内容].
My colleagues often say that I'm [性格や長所], especially when it comes to [状況].
I'm known for being [性格や長所], which has been beneficial in [具体的な場面].
One of my key personality traits is [性格や長所], which allows me to [利点].
自分の性格が仕事にどのように活かされているのか、また活かすことができるのか、具体例を交えて説明しましょう。
過去の経験や実績を述べるフレーズ
過去の経験や実績を効果的に伝えるときには以下のようなフレーズが使えます。
In my previous role, I successfully [達成したこと].
One of my major achievements was [実績], which resulted in [結果].
I have extensive experience in [分野], where I [具体的な経験].
During my time at [前職], I was responsible for [責任], which improved [改善点].
具体的な数字や成果を示しながら、経験や実績を印象づけましょう。
将来の目標やビジョンを伝えるフレーズ
将来の目標やビジョンを伝える際は、以下のようなフレーズが効果的です。
My long-term goal is to [目標].
I see myself [将来のビジョン] in the next five years.
I'm passionate about [興味のある分野] and hope to [具体的な目標].
My career aspiration is to [キャリアの目標], which aligns well with [会社の目標/ビジョン].
自分自身の目標と会社のビジョンや方向性を結びつけて話すと、面接官により好印象を与えることができます。
英語での自己PRの例文とアピールポイント
ここまでの内容をふまえ、面接で「自己PRをお願いします」と言われたときの回答例を、アピールポイントごとに紹介します。具体的な経験や実績、業界などはご自身のものに置き換えて参考にしてください。
自己PRの例文1:強みを中心とした自己PR
I'd like to highlight three key strengths that make me an ideal candidate. First, my strong analytical skills have led to significant improvements in business processes, such as a recent 15% increase in customer satisfaction based on my data analysis. Second, I'm highly adaptable and constantly update my skills in this evolving industry. Lastly, I'm a natural collaborator with excellent communication skills. In my previous role, I led a cross-functional team project that finished ahead of schedule and under budget. These strengths, combined with my passion for data-driven decision-making, will allow me to contribute significantly to your team's success.
日本語訳:私の3つの強みをお伝えします。1つめは分析スキルです。最近ではデータ分析に基づいてビジネスプロセスを大幅に改善し、顧客満足度が15%向上しました。2つめは適応力の高さで、進化の激しいこの業界で常にスキルを更新させています。最後に、私は優れたコミュニケーションスキルを生かし、人と人とをつなぐことが得意です。前職では部門横断的なチームプロジェクトをリードし、予定よりも早く予算内でプロジェクトを完了させました。これらの強みとデータに基づく意思決定力を組み合わせることで、御社のチームの成功に大きく貢献できると確信しています。
自己PRの例文2:経験や実績を中心とした自己PR
With over eight years in digital marketing, I've led numerous successful campaigns. As Senior Digital Marketing Manager at XYZ Company, I spearheaded a social media strategy that increased engagement by 200% and conversions by 50% in six months. Previously at ABC Agency, I implemented an SEO strategy that boosted a client's organic traffic by 70% in one year. I stay ahead of industry trends, recently implementing AI-powered marketing tools that improved targeting efficiency by 30%. My track record of driving measurable results and leading high-performing teams would be a valuable asset to your organization.
日本語訳:デジタルマーケティングで8年以上の経験があり、多くのキャンペーンを成功に導いてきました。XYZ社では、シニアデジタルマーケティングマネージャーとして、6ヶ月でエンゲージメントを200%、コンバージョンを50%向上させるソーシャルメディア戦略を先導しました。またABC Agencyでは、1年でクライアントのオーガニックトラフィックを70%増加させるSEO戦略を実施しました。常に業界のトレンドを先取りし、最近ではAI駆動型マーケティングツールを導入してターゲティング効率の30%改善に成功しています。定量的な結果を導き出し、高パフォーマンスのチームをリードしてきた実績は、御社にとって価値ある資産になると確信しています。
コンサルタントが教える、良い第一印象を与える英語自己PRのコツ
◆医療機器チーム コンサルタント 宮本智美からのアドバイス
自己PRで良い印象を与えるためのヒント:
「基本的にどの外資系企業でも英語ができる人材は必要ですが、どの程度の英語力を求めているのかは企業やポジションによりまちまちです。そのため自分をよく分析し、どんなタイプの質問にも柔軟に対応できるよう多くの引き出しを持っておきましょう。そして終始『笑顔』を心掛け、そのポジションに対する意欲や情熱を示すことでぐっと印象が良くなります。」
英語を母国語としない人が、自信を持って自己PRするためのコツ:
「英語面接かどうかに関わらず、面接の最終目的な何なのか、そのためにどんな準備をしたら良いのかをシンプルに捉え、準備をしましょう。採用担当者や入社後チームメンバーとなる人たちとの面接では専門的な単語が必要ですが、人事部やCEOの場合は会社や製品に対するあなたの情熱が伝わることが大事です。」
英語を母国語としない人が、自己PRで犯しがちな間違い:
「日本語と英語では質問に対する回答の仕方が違います。欧米人の考え方やコミュニケーションの取り方が日本人とは違うことを理解しましょう。日本語ではまず状況を説明してから結論を述べますが、英語は逆です。例えば、日本語ではよく『Since~』を文頭に持ってきて状況を説明してから自分の意見を述べますが、この形では途中で質問の意図を失念してしまい、その結果的外れな回答となる恐れがあります。英語での自己PRでは最初に自分の意見や結論、要点を述べ、そのあとになぜそう思うのかを説明しましょう。」
◆製薬チーム コンサルタント パオロ・ディフォンゾからのアドバイス
自己PRで良い印象を与えるためのヒント:
「自己PRを成功させるためには、面接の雰囲気を100回程ポジティブにイメージしてみることをおすすめします。特に英語面接では自信に満ちた態度で臨むことが大切ですので、事前に進行を想定することで本番では緊張がほぐれ、自信がある印象を与えることができるでしょう。」
英語を母国語としない人が、自信を持って自己PRするためのコツ:
「自己PRは何度もリハーサルすることが大切ですが、ただ練習したことを繰り返しているように聞こえないように、リハーサルごとにいろいろなワードを織り交ぜてみてください。例えば、暗記した文章2つごとにその状況や人物についてのコメントを加えたり、フレーズの順番を変えてみたりすると、ロボットのように聞こえるのを避けられます。
また、面接官は高校の英語の先生ではないことを忘れないでください。あなたの文法の正確さを判断するためにそこにいるのではなく、ただあなたとコミュニケーションを取りたいために時間を取っているのです。言い間違い、日本語のようなアクセントで話すこと、不完全な英語であることはまったく問題ありません。」
英語を母国語としない人が、自己PRで犯しがちな間違い:
「非ネイティブがよく犯す間違いのひとつに『英語(他の言語)が苦手だから』とすぐに謝ってしまう点が挙げられます。謝ることには何のメリットもなく、英語を話すことへの不安の表れと捉えられ、マイナスイメージを持たれてしまいます。
とはいえ、複雑な語彙や表現を使おうと意気込むことも良い印象につながりません。専門的な語彙を適切に使用することは非常に重要ではありますが、自然にそうするための必要な理解ができていないのに、難しい言葉や表現を使おうとするのは逆効果です。英語が得意なスマートな人物に見せようと頑張っているように聞こえるだけで、面接官には実際のところが見抜かれていると考え、コミュニケーションを取ろうとする意気込みや姿勢に重きを置きましょう。」
英語を母国語としない人が、自己PRで使うべき(or避けるべき)英語のイディオムやフレーズ:
「前述したとおり、覚えたての難しいイディオムやフレーズを無理に回答に含めようとする人がいますが、その効果は逆であり、英語が堪能な人にとっては少し耳障りになることさえあります。
おすすめは自分が本当に理解していると100%確信できるフレーズや慣用句だけを使うことです。例えば、ソフトスキルについてアピールする際に『I like to go the extra mile(一層努力する/全力を尽くす)』と言うのは問題ない使い方ですが、経験や実績などのハードスキルについて話す際に用いると奇妙に聞こえたりします。そういったニュアンスも理解できているほど自信のあるフレーズのみを使うようにしましょう。」
英語を母国語としない人が、自慢げに聞こえることなく実績を効果的に伝えるコツ:
「最上級の表現(great、perfect、incredible、very)などはなるべく避け、『I』や 『me 』の代わりに 『we 』や 『us 』を使うようにしましょう。数字を含め確たる成績や事実があるのであれば、ぜひそれらに焦点を当てましょう。」
英語を母国語としない人が、自己PRで間違ってしまった場合のリカバリーのコツ:
「笑顔で短く謝りましょう。自分の語学力について謝るのではなく、シンプルに『失礼しました』で十分です。」
英語面接の準備で困ったらエイペックスへ
面接で自己PRを効果的に行うためには、英語で日常会話ができる方であっても、以下のようなポイントを押さえて準備を進める必要があります。
簡潔で明確な表現
インパクトのあるオープニング
ポジティブな言葉選び
具体的なエピソードや数字の提示
自分の目標と会社の方向性の一致
「自己PRを英文で考えてみたが、これできちんと伝わるだろうか」「これまでの経験や実績を、どのようにアピールすればいいのか分からない」とお悩みの方は、ぜひエイペックスへご相談下さい。
エイペックスの人材コンサルタントは全員がビジネスレベル~ネイティブレベルの英語力を保有しているため、日英両方で面接での自己PRをはじめ、応募に向けた履歴書や職務経歴書の添削、面接の練習や給与交渉まで一貫したサポートを提供しています。下記から面接サポートのためのキャリア面談を申し込み、ぜひ外資系企業への転職を成功させましょう。